幼馴染と一緒に勇者召喚されたのに【弱体術師】となってしまった俺は弱いと言う理由だけで幼馴染と引き裂かれ王国から迫害を受けたのでもう知りません

第132話 噂話

「あれがあの【弱体術師】か」

「思ったよりも子供だな」

「気をつけろ、お前も隷属させられるかもしれないぞ」

　などといいながら誰も俺たちの方に近寄ってこなくなった。

　まあ、席が空くので便利ではあるがな。

　俺が堂々と食堂の椅子を三つ並べてベット代わりにしてねていると..。

「あっ！　兄ちゃんこんなとこにいたんだな！」

　とラカラが帰ってきた。

「もう帰ってきたのか」

「はい、思ったよりも早く目標の相手に出会えたのでさっさと討伐してしまいました」

　とか言いながらブラックベアーの死体を片手で持ち上げているシュナ。

　その光景に再び馬宿内がどよめく。

「あれはブラックベアーじゃないか」

「なかなかの危険度を誇る魔物だぞ」

(あの親子がやられたって言う魔物か。まあこの程度の相手ならシュナ達なら楽勝だな)

「ラカラ。ブーメランの使い心地はどうだった？」

「悪くなかったよ。それよりもこいつの毛皮が格好いいから私の服の一部にしてみたんだ！」

【ラカラの盗賊服・幻影龍BB（ブラック・ベアー）】

　守り＋60

　素早さ＋35

　器用さ＋80

『ラカラが身につけている盗賊服を幻影龍とブラックベアーの素材で強化した物。内面に色々な盗賊の必需品を取り揃えているため汎用性は高い。生半可な攻撃を無効化する(ダメージ25以下は無効化。それ以上なら2%カット)』

　彼女の防具を鑑定したのでついでにステータスも見ておこう。

　ラカラ【盗賊少女】レベル33

　HP ・195

　MP・76

　力・180＋150＋175＋180

　守り・100＋60

　素早さ・340＋35＋10

　知力・38

　器用さ・400＋80＋50＋(100)

　攻撃魔力・0

　回復魔力・0

　妨害魔力・0

　耐性『無し』

　EXスキル『【盗みの達人】【盗み技能効率UP】【ピッキング】【忍足】【投擲武器得意】【逃げ足早い】【回避率UP】【幸運】【激運】【クリティカル率UP】【ギャンブルボディ】【傲慢】【悪知恵】【メスガキ】【弱体者特攻】【装備補正・盗賊】【盗賊の心得】【器用さUP】【ブーメラン強化】【弱点特攻】』

　マイナススキル『【お尻弱点】【不運】【弱体術師の隷属スキル】』

　攻撃スキル『【ラッキーパンチ】【ポイズンハント】【パラライズハント】【バインドハント】【クロスブーメラン】【スローブーメラン】』

　補助スキル『【迅影】』

　魔法『無し』

　装備品

　武器【幻影龍の短剣】

　攻撃力＋150

『幻影龍の素材から作られた短剣。黒光りする細身の刀身からは想像もつかない殺傷力を誇る』

　武器【幻影腐龍のブーメラン】

　力＋175

『ドラゴンゾンビと幻影龍の素材で作られたブーメラン。敵全体を攻撃することができ、さらに確率で【腐敗】状態を付与する』

　防具【ラカラの盗賊服・幻影龍BB】

　守り＋60

　素早さ＋35

　器用さ＋80

『ラカラが身につけている盗賊服を幻影龍とブラックベアーの素材で強化した物。内面に色々な盗賊の必需品を取り揃えているため汎用性は高い。生半可な攻撃を無効化する(ダメージ25以下は無効化。それ以上なら2%カット)』

(なんか知らない内に器用さが高くなってるし、ブーメラン技も覚えたんだな)

　だいぶレベルも上がっているし成長速度が速いのは子供だからだろうか？

　まあ、次の戦闘で彼女の実力を見てからこれからの戦闘方法を決めることにしよう。