第16話 俺のステータス②

 高坂和希【弱体術師】レベル12


 HP ・75


 MP・235


 力・20


 守り・28


 素早さ・43


 知力・50


 器用さ・22


 攻撃魔力・0


 回復魔力・0


 妨害魔力・347


 耐性『精神系無効』


 EXスキル『【魔物テイム】【薬草目利き】【毒草目利き】』


 魔法『【攻撃弱体化】【防御弱体化】【速度弱体化】【知力弱体化】【毒付与】』


「こうしてみると色々増えたな」


 そう思いながらも自分のステータス画面を吟味する。


 やはり目を引くのは最大MPと妨害魔力だろう。


 流石は【弱体術師】と言うべきステータスをしていると思う。


 ただしHPと防御力が低いので打たれ弱い事だけには注意しなくてはならない。


 EXは取得条件がいまいち分からないが、今のところ全て有能スキルなので出来ればはやめに解放していきたい所だ。


 方向性は既に定まっているのにそれに必要な装備品が手に入らないのは少し悔しい。


「まあ、できる事をやるしかないか...」


 そう思いながらメニュー画面を見てみると『アイテム合成』と言う項目が増えている事に気がついた。


「アイテム合成?」


 そう思いながらも試してみる事にした。


「えっと...、薬草と薬草で上薬草ができるのか、毒草と毒草で上毒草ができると...」


 とりあえず上薬草を作ってみると合成に必要な時間が表示された。


 30分程度で一個上薬草が作れるようだ。


 合成中は他の合成ができないようなので仕方なくそこらで依頼対象の魔物を狩る事にするのでした。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る