>今の自分には、小夜と付き合う資格を失っている
資格… 恋愛に果たして「資格」というものを持ち出すことが必要なのかどうかは置いておいて、そんな考えをしがちな若者感覚を思い出した私です。
今思えば、「独りよがり」だのになあ、って。
なるほど、第二ボタンにまつわるお話、よくわかりました。
作者からの返信
資格がないと思い、一歩踏み出せなかった晃太朗。本当に好きな相手なら自分の思いを届けるべきなんですけど、若者特有の感覚があったのでしょうね。
第二ボタンのやりとりの背景、納得のいく形になっていれば幸いです。
夕凪ちゃんみたいな子、私は意外と好きなんですよね。たぶん晃太朗くんの気持ちが自分にないことは気付いていたんでしょうね……痛々しくて、どうしようもなく惨めだったんだと思います。
そして、ここでの決定的な行き違い。
晃太朗くんも夕凪ちゃんを傷付けてしまったから、無傷じゃいられなかった。だから本心に蓋をしてしまったんですね……
作者からの返信
やり方は正しいとは言えないけれど、晃太朗に好きになってもらいたくて必死な夕凪でしたね。嫌いになれない子として描けていれば嬉しいです。晃太朗の心に自分がいないことは分かっていても、見ないふりをして頑張ってきたんですよね……
念願だったはずの小夜の告白を蹴ってしまう晃太朗。本心を隠してしまった背景を知ると、切なくなりますね。
夕凪の必死さが辛いですね。昨日までは気持ちの方が強かったのに、今は痛々しくて、小夜さんに酷いことをしたし、自分の事しか考えてなさそうな発言もあったけど、ひとりの女の子として一生懸命な恋であった事は間違いないんでしょうね。晃太郎さんと触れて、心からの愛が欲しくなったんだろうなぁ。
結局、晃太郎さんの復讐は全てを傷付けてしまうだけだったのかなと思ってしまった。これは長く受けるしかない罰だったのだろうか。
作者からの返信
自分勝手なはずの夕凪が、今までとは違う一面を見せてくれましたね。夕凪の痛々しい様子に、愛してあげるのは難しくても共感してもらえたらありがたいです。
やり方は正しくなかったけれど、恋する女の子としては全力な夕凪でしたね。
晃太朗の復讐は、互いの心に深い傷を追わせるものになってしまいましたね。苦い恋の記憶として、忘れることは難しくなったでしょう。
いやー…
これは松田に腹立ちますね!
「もうちょい色々考えれたでしょう」と説教したい…
晃太郎としては不誠実かもしれないし
(読者からは嫌われそうだけど)
クリスマスには、夕凪として、
小夜にも第二ボタンをあげる。
そして夕凪をフる。
なんて、
選択肢も優しさの一つだと思うんですよね。
「あー、捨てられたんだ…」って
ちゃんと夕凪に思わせるのもアリだと思う…
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でも、それはフィクションの中での話。
普通の男子なら何も考えず夕凪とすると思う。
っていうか、
クリスマスよりも前にしてると思うし、
そのことを自慢しまくってるかもしれない。
そして、
男子と女子の間で変な噂が立って、
どうでもいいことでケンカして
別れる。
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登場人物が優しい人が多いから
↑の現実っぽい話の方が優しいのかな…
ってちょっと思ってしまいました……
作者からの返信
高校生の晃太朗は、結局守りたかったものを守りきれなかったのですよね。夕凪の妨害行為を止めたものの、その代償は少なくありませんでした。夕凪を抱いておけば良かったと後悔するより、小夜が誇りに思うお兄ちゃんではなくなったことのほうが辛かったのでしょう。