渡った経緯は違えど小夜さんに貰った大事な宝物。将来を積み立てるお金を預ける器として、これ以上ない物ですね。
小夜さんサイドから晃太郎さんサイドに繋がっていく心の重なり、強く結びついてゆく想い、少しの嘘も混ざっていますが、悪い嘘ではないはず。ここからの未来を二人で歩んでいけますように。
回想エピソードを経て、これで、二度目の幸せを私も噛み締めることができました。
立った波は治まって、このまま…と思うのですが、そうはいかないか…
作者からの返信
ここまで長かったですね。回想を経たからこそ、二度目の喜びをより感じてもらえたら嬉しいです。
せっかく結ばれたのですから、邪魔者が来ないことを祈りたいですね。
編集済
さよちんパートを読んでいる時に、
晃太郎の受け入れ方がとてもスムーズだったので、晃太郎は朔磨との経緯をもうちょっと知っているのではないかと予想していました。なので、あんまり知らなかったんだなとちょっと驚きました。
でも、朔磨との経緯をあまり知らなくても、常に受け入れるように準備ができていたんだなって……
教育実習パートとか読んでいても、それがわかって面白かったです(最終的には"逡巡"がキッカケ?だったとも言えなくないですが笑)
なんとなく聞き覚えのある「白玉か何ぞと人の問ひし時露と答えて消えなましものを。」正直、古典は直感だけを頼りに問題を解いてたいたからか難しいなと思いました。きっと、この件がわかればもっと心を揺れたんだろうなあ。。と思ってます。。すみません。。
それにしても、さよちんって絶妙に掴み所がない女だなあと思っています。
わたしが女心を理解していないだけの可能性は大アリですが、現実にいたら結構コミュニケーションとるのは困りそう。ずっと互いに気遣いながら話をしてしまいそう。
作者からの返信
両片思いの期間が長いため、告白した後のシュミレーションは何回もしているはず。受け入れ方はスムーズなのですよ。告白に行き着く道は、かなり曲がりくねっていましたけどね(笑)
白玉かの和歌は、言わなかったことへの後悔を強調させるために用いました。現代語訳は『伊勢物語』の「芥川」まで。
小夜は相手に遠慮しがちなので、付き合う人は大変かもしれませんね。言わないでいる本心を読み取るのは、家族や幼なじみでないと難しい気がします。