第10話 部長がイケる気になっています
二週間後、部長が結果報告をしてくれた。
「日直の機会に天気の話から授業の話などして挨拶をする関係になった。君のおかげだよ」
ニコニコ語る部長に、僕は喜びと悲しみの狭間で曖昧な相槌を返す。
「そ、それで次に進みたいと思うのだが」
「次?」
SNSのID交換とかかと思っていたら、
「こ、告白をしたい」
いきなり決戦へ突き進んだ。
「今ならイケる気がする」
期待に紅潮する部長。
そんな彼女を止めるなんて僕にはできなかった。
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