前衛芸術家 ソマス(討伐済)

※エリア6古戦場に新しいリージョン「6-4:重力異常領域」を追加しました。

https://kakuyomu.jp/works/16817139557550487603/episodes/16817139557565682788


【クラス】逸脱者

【名称】ソマス・グリンチィ

【種族】人間(たぶん)

【性別】男性

【出現場所】6-4:重力異常領域 

【強さ】★★★☆☆

【武器】チェーンソー

 人間を効率よく切るのは電動のこぎりが一番らしい。愛用品はマ●タ。

 刃渡り2メートルもある巨大なものだが、ソマスはこれをで自由自在に操る。


【特殊能力】

異常重力適応:

 エリアに長くいたことで、異常な重力に適応している。異常な重力を応用した奇想天外な動きをすることができる。ただし、重力自体を操れるわけではない。


前衛的生命芸術:

 生物の身体を、通常ではありえないような肉体改造を施しながら生存させることができる。

 腕や足、臓器の移植を拒絶反応無視で行うのは朝飯前。腕を3本以上生やしたり、骨を肉体から露出させたままにしたり、臓器を複数詰め込んだりやりたい放題。

 本人も普通に生きた人間だが、おでこに三つ目の目を埋め込み、腕を外付けで4本生やし、がっしりした体の中に骨や内臓を多数埋め込んでいる。

 また、心臓が止まっても、脳が潰れても意識を失うことなく活動可能。


芸術は身体の一部:

 腕や骨を自ら切り離し、敵に向けて射出できる。手や足はそのままロケットパンチロケットキックに、骨は弾丸の代わりに、内臓は破裂して爆弾の代わりになる。


創作者は神なり:

 自分が改造を施した生物は、ソマスの指示に絶対的に従わなければならず、反抗は不可能。


究極芸術開花:

 ピンチになると、残っている「材料」をすべてかき集めて雑に合体し、巨大化する。大きさは最大で20メートルくらいになる。

 この状態で周囲の廃墟の瓦礫や、廃墟の列車などを振り回したり投げつけたりする。


【容姿】

 もじゃもじゃの髪や髭が伸び放題の、浮浪者のような恰好の男性。

 だが見た目はかなり異様で、額三つ目の目があり、腕が6本生えている。足の長さも左右で大きく違い、胴体のところどころから牙のような骨が付きだしている。


 自分の好きなことができる異世界を求めてどこからかやってきた、猟奇趣味の極みともいうべき変態芸術家。

 生物の……主に人間の身体を芸術作品としか見ておらず、しかも「完璧な状態は美しくない」と言って、無茶苦茶なつぎはぎ移植を施している。

 驚くことに、血をはじめとする体の組織を弄ることに非常に長けているらしく、生きたままでも死んでいる物でも、あっという間に人間のような何かに変えてしまう。


 生きた人間をどこから調達してくるか不明であるが、彼は捕らえた人間を一時的に冷凍倉庫で仮死状態にして「保管」している。

 ソマスは捕らえた人間たちにことを「素材」または「パーツ」としか認識していないが、やはり見た目の美しさに関わるのか、男性よりも女性を好むようだ。


 また、彼にとって重力異常で建物がめちゃくちゃになっているこのエリアは楽園のような場所らしい。

 めちゃくちゃ移動しにくいにもかかわらず楽しそうに生活しており、気が付けば異常重力を克服していたようだ。



台詞候補

「歪さこそ至高……不揃いなものこそ美しい……! 芸術とはかくあるべきなのだ」

「まさか素材が自ら歩いてくるとは、僥倖とはこのことか」

「理解できない? 当然だ。私の芸術作品は、他人に理解できる程度の下賤なものではないのでね」


・メタ情報

 こんどは人間をプラモデルにしちゃっているヤベーやつ。

 生物組織を好き勝手出来る能力を持っているらしく、自分の身体すらも芸術作品としてキモさマックスの改造を施している。

 後述するエネミー「前衛芸術作品」をあちらこちらに放し飼いにしており、時々来る討伐者のSAN値をガンガン削って発狂させてくる。


 見た目は非常に不気味で、おまけにエリアの異常重力に適応して変な方向から襲ってきたり、予測不能な方向に回避したりする。

 だが、攻撃手段がチェーンソーによる切断攻撃か、自分の体の一部を飛び道具にしてくる程度なので、意外と見掛け倒しのような気もしないでもない。


 どちらかと言うと厄介なのが、心臓や脳に攻撃が直撃しても命に別条がないことで、どこを攻撃しても一定のダメージしか与えられない。

 とはいえ決して不死身という訳ではなく、体の部位をつぶし続けると耐久力が減ってしまうらしい。そのため、ピンチになると強がって近くにある生体素材をすべて合体させて、大きな肉塊怪獣に進化する。

 的がデカくなっただけと言うのは言わない約束。


 弱点は冷気攻撃で、体が冷えすぎると勝手に休眠モードに入ってしまう。

 そのため、冷凍庫には素材の出し入れの時以外はあまり行きたくないらしい。





【クラス】エネミー

【名称】前衛芸術作品

【種族】人間(のようななにか)

【性別】不明

【出現場所】6-4:重力異常領域

【強さ】★☆☆☆☆

【武器】不定

 武器は持っていたり持っていなかったり。持っていたとしても鉄パイプ程度。


【特殊能力】

冒涜的生命体:

 体のパーツが滅茶苦茶に取り付けられて、なお動いている生命体。

 人間の原形を保っている個体はほとんどおらず、見る者に衝撃を与える。


異常重力適応:

 原作者ほどではないが、このあたりの重力をちょっと理解しているらしい。


【容姿】

 容姿はバラバラで一定しないが、少なくとも顔はあまり改造されていないことが多い。共通しているのは、誰もかれも口を縫い合わされており、解いたとしても喉をつぶされて喋れないようになっている。


 ソマスの創作の犠牲となった人間たちの末路。

 理性がどれほど残っているかは定かではないが、侵入者を襲えと命令されているせいで、躊躇なく攻撃してくる。

 ソマスが言うには、これらの個体一つ一つに作品名が付いているらしく、聞けばちゃんと教えてくれる。


・メタ情報

 生きたまま芸術作品にされてしまった可哀想な人々。

 攻撃手段は体当たりか、持っている武器で殴ってくる程度でしかないが、とにかく存在がキモい。常識を持っているなら吐き気を催さずにはいられない。

 また、場所の関係上、重力が変な方向に働いているせいで戦いにくい。


 実は、やろうと思えばこれらの人間を元に戻すことも不可能ではない。

 余分な部位をすべて切断し、きちんと元のパーツをくっつけて、縫われている口を直して、最後に回復魔法のような再生する手段を講じれば、理論上は元の状態に戻ると思われる。

 戻った本人が、かつての記憶に耐えることができれば、元の生活に戻れるかもしれない。

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