第11話


そういう訳で、俺はそんな奴と一戦交えなければらなくなってしまった。


ーーー


「 良く聞いておけ、この砂時計の砂が落ちきるまでに、息絶えるか動けなくなった方が負けだ、おまえが負けた場合、倉庫の物は全て国に徴集として預からせてもらう 」


「 全て!?…」


「 万が一だが、あのお方に勝利した場合、徴集は無しにして下さるそうだ、だが、そんな事はありえないがな、あっはははは・・」


「 ケントよ、この人の言う通りじゃ、やるだけ無駄じゃ、穀物はもうどうなってもいい、それよりもおまえの命のほうが心配じゃ 」


「 お爺さん……そんなことやってみなきゃわかんねーだろ!それに、一度は死んだ身、命なんぞ惜しくは無いぜ!お爺さんが汗水流して蓄えた穀物は絶対に渡さない…勝ってみせるさ 」


「 ケント・・・」


銀の仮面の奥に光る2つの輝き、そいつと、


俺の目が火花を散らす!



「 あんたに恨みはないが、手加減はしない 」



「 ハーズふ~ん ジェネィチャイスプリットコンバッチーフ!気合だけはあるみたいだな

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