自由気ままに魔物を育てていたらいつの間にか最強になっていた件
主人公は気が付くと異世界に転生して、貴族家の三男になっていた。
訳が分からないまま、転生早々に『成人の儀』を受けさせられる主人公。
『成人の儀』は神様より【職業】が授与される特別な儀式であり、この結果によって今後の人生を大きく左右する。
そして由緒ある貴族家では【剣士】や【魔法使】などの職業が授与される。
それがこの世界での常識だった。
だが……主人公が授与された職業は前代未聞。
主人公が与えられた職業は魔物を使役して戦う──【テイマー】だったのだ。
この世界では魔物という存在は忌み嫌われる。
貴族が魔物と共に戦うなど言語道断。
そんな職業を授与されては家名に泥を塗るようなものなのだ。
「お前のような出来損ないは我が家から追放だ!」
転生して早々に貴族家を追放されてしまった主人公。
しかし、これ幸いと主人公は【テイマー】として自由気ままに異世界生活を送ろうと決意する。
そして【テイマー】という職業はあまりにも規格外だった。
[使役できる魔物の数に制限はない]
[使役した魔物のレベルが上がるとステータス上昇値に補正がかかる]
[レベル上限に達すると『種族進化』を行うことが出来る]
というような、まさにチート級の能力なのだ。
主人公はゲーム感覚で魔物の育成を始める。
これはチート職業【テイマー】で自由気ままに魔物を育てていたら、周囲を驚愕させつつも無自覚に最強になってしまった転生者の物語。