第五話 ・これはデートと言っても過言ではない


 


 フェイちゃんとの待ち合わせ場所。フォレスローザ大聖堂西門前、守護精霊ウェス像の前へと到着し、これから存分に待たせてもらおうと考えていたのだが、なんとフェイちゃん既に来ていました。




 十分なゆとりを持って到着した筈の私よりも早く来ている彼女、なんて健気なんだろう。




しかし、少し予定が狂ってしまったじゃないか、予定では私が早く来て『ごめん待った?』と、聞いてくる彼女に『いや、今来たところ』と、答えるシチュエーションを期待していたのだけど、仕方がない。プランDに移行しよう。




「おはよーフェイちゃん、ごめん待たせちゃったかな?」


「おはよう、メルルさん。いいや、僕も今来たところだよ」




 感動の瞬間である。こんなテンプレ的なやりとりを私が出来る日が来るとは、一年前の私では想像すら出来なかった。


 私が感動に打ち震えていると、フェイちゃんから声がかけられる。




「えっと、大丈夫?」


「……だいじょうぶ」


「それじゃ、行こっか」


「うん!」




 私より少しだけ、上背のある彼女が覗き込むように背をかがめながら問いかけて来た。こんな聞かれ方したら、世の男どもは大丈夫じゃなくても、大丈夫と答えてしまうだろう。




 私なら腸風邪でも丼九杯はいけるね。




ーー




 聖都フォレスローザは巨大な都市である。真円系の城壁に囲まれた、おおよそ40k㎡ぐらいであろうか? 何しろ正確な数字は出てこないが、それほどまでの範囲を城壁が取り囲んでいるのだ。




 それだけでなく、その壁の外側には堀と呼ぶには少々広すぎるぐらいの水路があり、それを超えると広大な商業地区が広がっている。


 また、注目すべき点は聖都内に張り巡らされた城壁。まるで、迷路のように複雑かつ、幾多にも聖都を分割するそれは、奇妙な模様ののようにも見える。




 城壁とは敵の進行を阻むためにあるものだ。大聖堂にまでたどり着くには、この何重にも敷かれた石壁を超えなければならない、城塞都市と言われたほうがシックリ来る程の威容。


 ただし、この美しい外貌がなければの話になるのだけれど。




 この街には一切の汚れがない、磨き抜かれた石灰石のような白い石造りの建造物には、黄ばみや風化の後が一切見られず、今も日の光を反射し続けている。




 少し違和感、見たところ建物自体には魔導文字ルーンは見られない、どこかに隠してるのだろうか? 基本的にはルーンは効果を表す側に刻むのがセオリーである。




 思考の深みに私が潜りかかった頃、思いがけない声がかけられた。




「ふふ、綺麗な町並みだよね」


「え、もしかして声に出てた?」




 だとしたら、ちょっと恥かしがフェイちゃんが覚りさんである可能性も捨てきれない。


 いやそれは拙いぞ、私の性癖を知られたらお嫁にいけなくなってしまう。




「いや、でもわかるよ。聖都に来た人は皆そんな顔してるからさ、でもメルルさんは少しだけ違うかな……もしかして、魔導機構に造詣があるのかい?」


「そんな大したものじゃないけどね。一応、魔導書とかで勉強してるし」


「え、勉強? メルルさんが?」




 さも意外そうだと言いたげなフェイちゃんの反応に私は、失礼な、私だって勉強ぐらいしますよと、唇を尖らせる。




「私って、そんなに不真面目そうに見えるかな。割と努力家なつもりなんですけど」


「あはは、ごめんごめん。あーでも、神子って、そんなものらしいよ? 『やれば出来るじゃなく、やらなくても出来るのが神子』これは僕のお父様の言葉なんだけど、どうにも神子は怠け者が多いらしいね。他の神子もメルルさんを見習えばいいのに」




 へー、自分以外の神子には出会ったことはないが、神子は天然チート集団らしい。しかし、先輩達には困ったものだ、先輩達が怠け者ぞろいなために私まで変な先入観を持たれてしまうじゃないか、もし他の神子に出会う機会があったら文句の一つでも言ってやろう。




 嘘です、天然チート怖いです。でも、実は、ちょっとだけ戦ってみたかったり……。




「ん、到着だ。この区間が壁の中では一番の品揃えだと思うよ」




 私が天然チートに思いを馳せていると目的の場所に到着したらしい。しかし、ちょっと引っ掛かりのある言葉が含まれている。




「壁の中では?」


「ああ、商品の幅広さなら壁の外、商業区にはかなわないって、話。あそこはなんでもあるからね安価な物からそれこそ吃驚するほどの高額商品まで、でも当たり外れも多いしあんまり良い物でもないかな」


「へーそうなんだ、フェイちゃんはなんでも知ってるね」


「なんでもは言いすぎだよ。まぁ、よく壁を抜け出して遊びに行ってたから、それなりに壁の外も詳しくはあるかな」




 そう語り、フェイちゃんは誇らしげな顔で笑う。なにこれ、和む。そして、彼女は意外にもやんちゃなのかも知れない。私はついてこようとするセバスを説き伏せ、一人でこの場に来たのだが、フェイちゃんも一人で来ている。お父様によると、フォーランド家は相当な名家らしいが、家の人は心配しないのだろうか。尤も、私が言うのもアレなんだけどね。




「それって、大丈夫なの? 外は危なくないの?」


「心配いらないよ、フォレスローザ周辺はスラムもなく治安も良好さ。それに僕は見る目だけは自信があるんだ」




 それを人は慢心って呼ぶんだよ! と、目の前でドヤ顔を決めるフェイちゃんに、言える豪傑はそうそういないだろう。


 だって可愛いんだもん、ほんと和むわぁ。しかし、このパーフェクトロリが、大丈夫と言うなら本当に大丈夫な気までして来てしまう始末。




 フェイちゃん、末恐ろしい子!




 しかし、あれだけの規模の商業区がありながら貧民街スラムがないとは凄いな。エルズランドの社会福祉は案外進んでるのかも。


 まぁ、世界の事情とか難しい事はとりあえず偉い人とかに任せてほうっておこう。今はフェイちゃんとのお買い物の方が大切な事だ。




 お買い物を始めると、続々と判明する新事実。




 それは、私の帰宅を待つ家の皆にお土産を選んでいた時のことである。なんと! フェイちゃん、ワインや置物など、無機物の目利きまで出来るというのだ。




 凄ごぎるぞ、完璧すぎるぜ、フェイト・フォーランド。これは知識がどうとかそんなチャチなもんじゃーー


 知識に頼らない目利き? あれ、もしかして……。




「……つかぬことをお聞きしますが、フェイちゃんさんって、もしかして魔眼持ちなのですか?」


「ふふ、正解。案外気づくのが遅かったね。メルルさんならもっとはや「えー、凄い! 一度見てみたかったの魔眼!」




 失礼、少々興奮してしまいフェイちゃんの言葉を遮ってしまいました。テヘペロ


 しかし、魔眼だ、魔眼ですよ! 最近やっと、異世界に馴染みだした元『邪昂幻夢眼じゃこうげんむがん』の使い手として、そのキーワードは聞き逃せない。




 残念ながら邪昂幻夢眼は性能が世界レベルの危機のため開眼は期待できそうもない。




 クソ、俺氏め! 転生した先で困るじゃないか。もっとお手軽な魔眼考えておけってんですよ、まったく! 


 ほら! フェイちゃんも吃驚してしまってるじゃないか。




「えっと、その、メルルさん? メルルさんも魔眼を持ってるよね」


「ううん、持ってないけど」


「それはーー。いや、そうなのか。でも、メルルさんなら近い内に魔眼を開眼するよ」




 ちょっと、気を使わせてしまったかな? しかし、非常に気になる話題だ。




「ほんとに? ホントのホントに?」


「本当さ、僕が保証するよ。まぁ僕に保証されたところで、全然安心できないだろうけどね」




 フェイちゃんのお墨付きを貰ってしまった。私としては彼女の言葉ほど安心感を覚えるものは無いのだけど……しかし、フェイちゃんの表情は酷く卑屈気だ。なんかやだな、フェイちゃん凄いロリ(万能的な意味で)なのに。




「そんなことない……。フェイちゃんは凄いから! もう、あれだ、えーと、例えばフェイちゃんが『実は僕は天使なんだ』とか言い出しても私は信じるから」




「へ? ーーくすっあは、あははは、何それ訳わかんないよ」


「とにかく、私はフェイちゃんを信じたからね。まだ、出会って二日なのに信じたから、二日で私の信頼を得るなんてとんでもないことですよ!」




 やった、自分でも訳わかんない事を言っていると思うが、フェイちゃんが笑ってくれた。ならそれでいいじゃないか、彼女の笑みには卑屈な色はもうない、あるのは年相応の笑顔だけ。なにこれ、報われる!




 それから私は道化を演じ続け、フェイちゃんはひたすら完璧だった。




 例えば、迷子の子供を助けた時など私は、真っ先に駆け寄り、泣きじゃくる子供をあやそうと苦心したのだけど惨敗。




 いや、これは私が気配遮断を発動しているためであって、私が本気出したらガキンチョの一人や二人一発なんだけど……ほら、周囲の目もあるし後々面倒だからなぁ(チラッチラッ)


 などと、勘違い芸能人のような事をしている間に、フェイちゃんは水の治癒術を使い、泣き止まして見せた。




 水の治癒魔術は、光の治癒魔術とは違い。内科や精神科的治療を得意としている。それの応用で、気持ちを落ち着かせたようだ。


 決して、ハッピーでアッパラパーな、気分にさせるような危険なものではないので安心だ。ちなみに、そんな魔術もあるらしいけど……水怖ぃ、私はカナズチ・・・・だし。




 私が、過去のトラウマに戦々恐々しているうちに彼女は必要な情報を聞き出すなど、驚異的なコミュ力を発揮して、すぐに母親を発見するなど大活躍。




 その間私は、フェイちゃんの意見を肯定する言葉しか話していないのにも関わらず。




「もともと彼女が、助けようとしたから僕は手助をけしただけ。だから、感謝するなら是非彼女にしてもらいたい」




 などと、迷子の母親に言ってのけるイケメンぶり、さりげない配慮が、なんとも小生意気。結果、私は何もしていないのに感謝されってしまったうえ、何一つ問題なく最善の解決がなされてしまったのだ。




 メルルさんのワクテカ大冒険に、これはあるまじき事である。




 正当なルートを辿るなら、母親を探す途中で、子供が誘拐されたり、フォレスローザの純粋な子供達を食い物にする悪の組織と戦ったり、果ては私が奇跡の神子であるとバレてしまい最終的に「不幸だぁー!!」と、叫びながらフェードアウトするラストを迎えるはずだったのに、なのに、これ以上ない結果。




 文句一つ出ない、完璧すぎる結果。






 私にはとてもじゃないが、出来そうもない。






 ーー時刻はもう夕暮れ、フェイちゃんに連れられて来たのは、西フォレスローザ門と一体になるように建てられた時計台の屋上。




 見せたいものがあると、笑う彼女の笑顔が眩しすぎて、眼球を掻き毟りそうになったのは私だけの秘密だ。




 何やら時間が関係しているらしいソレを待つ彼女に視線を向けて見る。




 夕日を反射して魅惑的に輝く彼女の見事な黒髪、私も自分の髪には自信があるのだけど、彼女には勝てないかもしれない。


 夕日に照らされる純白のワンピース、幾分私よりも背の高い彼女のシルエットは、心なしかS字を描いているように見える。




 私はツルペタのちんちくりん。まだまだ成長の余地はあるが、なんとなく彼女には勝てない気がする。自分の身体の事となれば『だがそれがいい』なんて、とてもじゃないが言えない。変態ロリコンをホイホイしても百害あって一利なしだ。




 私の一番の力、魔術をとっても彼女は分野しだいでは私を凌駕する。


 彼女の得意魔術は光の治療術らしい。自慢にもならないが、私は回復系魔術は一切使えない。私に光魔術の適性は本来ないらしく、俺氏の魔術も“オラクルレイ”のみだ。水はご察し、水怖い。




「はぁ」


「ん? どうかしたのかい」


「え、あっ……ごめん、なんでもないから。ちょっと私、もっと頑張らないとって、思っただけ」


「ーーッ、頑張らないとか……。なんでそう思うんだい?」




 ちょっと意地悪気に笑うフェイちゃん。彼女は小悪魔さんだ。しかし、先生にしろフェイちゃんにしろ、私は周人関係に恵まれている。おかげで、貰い物で満足出来ない欲しがりになってしまったけどね。




「ふふ、秘密。私はまだまだ、勉強不足の経験不足だってこと」




「……一つ、言っていいかい。本当は僕は、メルルさんが羨ましかったんだ。君はいつか、史上類を見ない魔術士になるだろう。だから、自分を過小評価するのは止めてほしい」


「わかった、出来るだけそうする。でも約束は出来ない。私は捻くれ者だから、ごめんね」




 今の私は自分を過小評価しているつもりは無い。


 仮に過小評価しているとするなら、私は生来卑屈な性格をしているらしい。もしくは、これも俺氏の影響か……。どちらにせよ、私は自虐する事をやめられないだろう。出来そうもない約束をするのは私のポリシーに反するので、悪いが断らせてもらう。




「ほんと君は正直者だね、それに優しすぎる。ねぇ、メルルさん。世界はどうしてーー」




 その時、ゴウォン、ゴウォンと、重厚な鐘の音が盛大に鳴り響き、彼女の言葉は最後まで聞き取る事が出来なかった。






「始まったみたいだ、ほら見てみなよ」


「うわぁ!? すごい、凄い奇麗!」




 酷く陳腐な表現だけど、これ以外に言いようがなかった。落ちかけた夕日が私達の後ろから、聖都を照しかけるだけで十分な美しさがあったのだが、今はそんなものじゃない。




 街自体が光っているのだ。




 発光する建造物に立ち上る、雪のような粒子。幻想的な光景が私の視覚を支配する。


 登りゆく粒子が、夕日を受けて、オレンジ色に輝いて見える。まるで、世界が炎上しているようにも見えるが、そこには炎の暴力性はなくただ、ランタンの灯りのような暖かさがあった。




「もしかして、魔導機構なの?」


「ふふ、ご明察。フォレスローザは街全体が巨大な魔導機構になってるのさ」




 昼間に思った私の疑問が、時間を経てやっと溶ける。フォレスローザはこうやって清潔な状態を保っていたのだ。私では考えも及ばなかった大胆で、壮大な発想。




 世界は私が思っているよりもずっと、ずーとっ広かった。




 私はそんな世界を救うために、救われたらしい。ギュッと、掌に力がこもる。




 無理だ、無謀だ、私には重すぎる。いや、違う、さっきフェイちゃんに言われたばかりじゃないか、自信を持とう、まずは出来るだけの事をやってみよう。




 私は神様に選ばれた者、メルル・S・ヴェルロードなのだから、世界を救うぐらい役不足も甚だしい。




 決意新たに不敵で無敵な笑みを練習していると、視線が気になったのでフェイちゃんの方を向いてみる。そこにあったのは今日一日で見慣れた、和ませドヤ顔ではなく、慈しむような大人の微笑み。


 思わず見とれてしまったのだが、彼女の言葉で我にかえり居所を正す。




「どうだったかな?」


「言葉では、表現できないぐらい綺麗だった。ありがとう、きっと一生忘れないから」


「どういたしまして。じゃあ、そろそろ帰ろうか、もうすぐ暗くなってしまうからね」


「うん、えっとその……なんと言いますか、その、ね?」




 私はめんどくさい奴だ。本当はもっと遊んでいたいと、言葉にも出来ないクセに引き伸ばそうとする。大人ぶった俺氏が相手の迷惑も考えろと諭してくる。わかっちゃいるが、どうにもままならない。




「今日一日で分かったけど、意外と子供なんだねメルルさんは」


「フェイちゃんは意外と意地悪さんだ」


「ふふ、そうだね。僕は意地悪さ、意地悪な僕が意地悪・・・なプレゼントをあげよう」


「え、プレゼント!?」




 フェイちゃんはそう言って、腰に下げられた可愛らしいポーチをガサゴソと探る。


 プレゼント! 同性からプレゼント、それはアレですかマブですか、マブダチの証ですか!?




「はい、これ」




 短い言葉と共に手渡されたのはシルバーリング、私の手にそれが収まると、淡く発光し始めた。


 斬新な仕様だと思う。




「わぁ、奇麗。でも、なんで急に光りだしたの?」


「それの名前は『聖杯の欠片』上質な魔力に反応して発光するのさ。僕も一つ持っているしメルルさんにも一つあげる。ふふ、お揃いだね」


「ぐはッ……。ありがとう、一生大切にするから。たとえサイズが合わなくなっても首から下げて大切にするから」


「心配ご無用、聖杯の欠片は使用者に合わせてサイズをかえるから」


「なにそれ、素敵!」




 フェイちゃんは危険だ。さっきから私の琴線を刺激しすぎている。


 思わず吐血しかけたじゃないか。


 私はフェイちゃんから貰った、聖杯の欠片を左薬指にはめる。この世界に婚約指輪を送る文化はないので、他意はない。なんとなく薬指にしただけなんだ。


 ホントにホントだとも、私は真っ当な幸せを目指しているのだ。




 だがしかし、一つ言っておこうフェイト・フォーランド。未確認生命体“童貞喪女”は、前代未聞の惚れ易さだとな!




 それからは、雑談を交わしながら帰路についた。


 途中、プレゼント交換に憧れた私が、今日唯一、自分のために買った品を差し出そうとしたのだが、全力で拒否されてしまった。


 この深みある輝きの素晴らしさと、シンプルなデザインの魅せる芸術性を理解できないとは、フェイちゃんもまだまだお子様である。




 そんなこんなで、大聖堂に到着。彼女は大聖堂に住んでるらしいが方向がまるで違うので、ここでお別れだ。




 最後に一つだけ理不尽・・・な質問をさせてもらおう。




「ーーねぇ、フェイちゃん」


「ん、なにかな」


「フェイちゃんは私の友達になってくれるかな?」


「ふふ、これは心外だな、もう友達だと思っていたのは僕の方だけだった見たいだ」


「ううん、ホントはもう、私も友達だと思ってた」




 ーーめんどくさい奴でごめんなさい。それから、ありがとう。




 この質問は、卑怯だと思う。こう聞かれて、断れる者や否定する者はいないだろう。優しい彼女ならなおのこと、ズルくて理不尽な質問、もといお願い。




 でも、どうしても言葉にしておきたかったのだ。






 本当に私はめんどくさい奴です。












============

・設定紹介


水の治癒術は体内の流れ(主に魔力や血液等)に干渉し、流れを正す又は補助を行う事により病気や怪我を、対象の自然治癒力に依存した形で回復させる事が出来る。




光の治癒術は研究があまり進んでいないものの、即効性のある治療を得意としており。また上位の物なら体の欠損すら修復する事が出来る。




これは余談ではあるが、全六系統の内『光と闇』の二系統は、特異な存在であり、どこまでが可能な事なのかも分かってはいない。

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