エロゲの美少女は案外チョロい

第11話 幼馴染の愛は深い

「ゆーちゃん……？」

「はい、ゆーちゃんだよ」

　ニコニコ笑顔。綺麗で可愛くてずっと見てられる顔なのに……さっき一瞬、ゾクリと鳥肌がたった。

「ゆーくん次はなにをして欲しい？」

「え、あ……」

「耳かき？　この前の朝みたいにハグ？　それともエッチな——」

「ちょ、ちょっと待って！！」

　迫り来るゆーちゃんの顔に恐怖を感じて膝枕から脱出する。

「ゆーちゃん……？　急にどうしたの？」

「どうもしてないよ。私はゆーくんの幼馴染。ゆーくんの一番隣にいてゆーくんが望むならなんでも叶えてあげれる幼馴染……♡」

　ゆーちゃんの瞳がとろんとしてきた。

　かと思えば強い口調で、

「私とゆーくんは10年以上の付き合いなんだよ。お互いになんでも知っている関係……そこらへんのぽっと出の女なんかに割って入れない関係……なのに！！」

「っ！？」

　ゆーちゃんが体を近づける。俺を上目遣いで見る。

「ゆーくんはどーして私だけ見てくれないの。私だけを愛して……」

　ゆーちゃんがおかしくなった。

　気にせいなんかじゃない。

　こ、これは………

「私がゆーくんを甘やかさなかったからいけないんだよね。だからゆーくんから甘えてきた。頼んできた。それってもう……」

　再びとろんとした瞳。頬は高揚し……。

「他の女のところにゆーくんを監禁しちゃうね」

　——ヤンデレ化だ。

　幼馴染ヒロインに監禁……よくある展開だけど実際に監禁されるとなると……すげぇ怖い！！！！！！

「うふふ、うふふ……」

「え、あ、え………」

　エロゲの美少女は案外チョロい。

　しかしその後は———自己責任だ。

　　　　　　　　　　　　〜continue〜

セーブしました。

次はどのルートに行きますか？

▷▶︎後輩ヒロイン

▷▶︎先輩ヒロイン

▷▶︎？？？ヒロイン

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一旦完結します、すいませんm(__)m

またストックを作ってきます。