第137話
ファンタジーエロゲーなので、魔物っ子とも子作り要素も入れたい。しかし、魔物っ子と子作りするとなると自分の従魔にしてと言うことになる。
この時点でもまぁ1大炎上しそうな感じだけど。
子作りして子供が生まれたとしよう。
子供は人間になるのか魔物になるのか?
それともハーフか。
魔物だったとして母親と同じ従魔と言う扱いになるのか?
言っちゃえば妻と子供を奴隷として扱っているようにみえてしまう。
いくらエロゲーと言えど炎上する可能性大である。
だからと言ってせっかくのファンタジーな舞台設定なのに魔物っ子と子作り出来ないのはダメだろう。
そう考えたハーレムクエスト開発は最終的に
「魔物っ子を魔物っ子の姿をした人にしてしまえば従魔ではないから問題ない」と言う結論を出した。
その結果ができたのが魔物を人にするアイテムだ。
「そんなアイテム聞いたことがありません」
「そうだろうね。このアイテム錬金術師が作れるアイテムだし」
この薬はダンジョン産のアイテムではなく、錬金術師が作る薬品系アイテムだ。
素材の入手がクソ面倒だけど。
宝箱から確率で入手と言う確率ゲーよりかよっぽど良心的ではある。
当然、素材集めが大変な訳だけど…
素材の1つは浮遊大陸にあったはずだから浮遊大陸に行く理由が1つ増えたな。
「ヒロキ様の話を信じるとして、そのアイテムは直ぐに用意できるものではありませんよね?」
「そうだね。素材を手に入れるために必要なアイテムを作るための素材集めから始めないといけないし」
集める素材の数も多いいし場所もバラバラなはず。
ハーレムクエストと地形が違うから詳しい場所もわかんないしな。
浮遊大陸を含め地形とか関係ない場所も数箇所あるけど。
「となるとやっぱり従魔にしてもらう必要があります。従魔にそのアイテムは使えないとかありませんよね?」
「従魔か従魔じゃないかと言うか。対象の魔物が人になることを望んでいるかいないかが重要なはず」
ハーレムクエストでは魔物からプレーヤーに対しての好感度ゲージが存在してそれがMAXならアイテムを使って人になることができた。
アイテムのテキストに人と心を通じあわせた魔物が人になることを望んだ時に摂取するとその魔物を人へと変化させると書いてあった。
野生か従魔かは条件には関係ないはず。
「なら、そのアイテムが用意出来る間だけでも従魔にして欲しいんです。もし、前回みたいに操られてもし子供達を傷つけてしまったらと思うと…」
なるほど。誰かの従魔になっておくだけで、あの針による隷属は回避できるからな。
キングトプスは無理やり隷属させられていたこともあって従魔になることに若干の抵抗があった。
ヒロキ様なら…とは言ってくれてたけど、やっぱり従魔になることに対して心から従魔になりたいって感じじゃないし。
ここで従魔にするべきじゃないなと思ったので野良のまま連れてきた。
あの森においていく訳にはいかないし、かと言って自力で帰って貰っても人に見られて大騒ぎになったろうし。
だけど、今日子供たちと触れ合ってやっぱり人の領域で暮らすには従魔になる必要があると思ったようだ。
その時点で人の領域で暮らすことをやめるって選択しもあったわけだけど。
キングトプスは従魔になって人の領域で暮らすことを選んだ。
まぁ、出来るだけ早く人になれるアイテムを作るつもりだし。
ここまで本人が望んでるんだし従魔になってもらおう。
「と言うわけで宜しくプラム」
「よろしくお願いしますします。ヒロキ様」
従魔になったのでキングトプスにはプラムと言う名前をつけた。
「…せっかく人の姿をしてるし。ヒロキ様と2人っきり…このまま帰るのは勿体ないですね」
プラムがそう言うと若草色のドレスが消えて全裸になった。
そんなことダメだよみたいなこと言って服を着せるような聖人ではないので2人でベットに入る。
寝不足にはなるだろうけど、エナドリが有ればなんとかなるだろう。
〜次の日〜
「気づいたら一日たってた…」
さすが龍種。人間とは体力が桁違いだった。
2人っきりで一日中お楽しみだったわけだし。
と言うかそれについていけた俺の体力もどうなってるんだろうね?そう言うスキルを取得してるならまぁ、納得できるけど。何一つ取得してないんだよな〜
と言うか今でもこうなのにスキル取っちゃったらどうなるか分からないから取得してないってのが正しい。
複数人と寝ても全然余裕だし。半神だからってことなんだろうな〜。
とりあえずお風呂入ろう。ピュリフィケーションで綺麗にはしてあるけどお風呂には入りたい。
寝ているプラムもピュリフィケーションで綺麗にしてから部屋を出るとコカコッコ達が
コッココッコ言いながら走ってきた。
「ああ、なるほどね。俺が部屋から出てこなかったせいでチーズが食べれなかったから怒ってるのね」
コカコッコ達に許して貰うためにチーズを多めに渡して飲水として牛乳を用意して欲しいと追加注文される。
なんと言うか乳製品好きと言いうか乳製品狂だな。
と思いながら牛乳も用意してあげた。
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