徹底的な「勧善懲悪」と、愛すべきカップルが紡ぐ至高の癒やし
- ★★★ Excellent!!!
この物語の魅力は、何と言っても主人公サリュとシトエンの、あまりにも初々しくて可愛らしい関係性です。
特筆すべきは、物語を貫く圧倒的な「正義」の心地よさ。シトエンを不当に扱った者たちが、言い逃れのできない矮小な悪として描かれ、それに対してサリュたちが絶対的な正義として君臨する様は、ストレス社会を生きる読者にとって最高のデトックスになります。
複雑な人間関係やグレーゾーンな正義に疲れた時、この信じるべきものが明確な世界は、ある種の救いのようにすら感じられます。特に、一度は道を踏み外したアリオスが、苦難を経て人間味のある理解者へと成長していく姿には、作者のキャラクターへの深い慈しみを感じずにはいられません。
敵なし、迷いなし。どこまでも純粋な二人の幸せを、安心して見守りたい方に全力でおすすめしたい一作です〜!