第2話

中学2年で、沖縄県那覇市の中学に転校になった。

那覇の家は、港のすぐ近くの6Fなので、めっちゃ景色良い。船も見えるし、遠くの橋や公園まで、よく見渡せる。


小学生や中学1年の頃も、女の子みたいなボクだったけど、中学2年になったら、本当に女の子のような体になってきた。肩幅はせまいし、ウエストはくびれてて細いし、お尻は可愛い。


沖縄の海に行っても、ボクは女子用の水着を着て泳いでるから、まわりからは、女子に見えていると思う。

上下セパレーツで着替えしやすく、ジェンダーレスな共用水着なのだけど、ボクは、可愛い水着を着て泳いでる。

中学の水泳の授業も、女子用水着で泳いでる。

体操服も女子用のを着てるけど、ほとんど共用でジェンダーレスになっている。


中学の担任の先生も、ボクのことを女子として考えてくれてて、体育の着替えも洗面所も女子のほうでやっている。沖縄のみんなも、そういうところ自然に気にせず、ボクを女子として見てくれているから良かった。


家で1人になったら、三面鏡を開いて、裸になって、えっちな格好をして、自分で見ている。

下着も、最初は、ボクのをちっちゃく可愛く作りかえて、着てたけど、だんだん可愛いのを着たくなってきて、お姉ちゃんの可愛くて、えっちな下着をもらって着るようになった。

服も自分で可愛く作りかえたり、お姉ちゃんのをもらって着ている。


中学から離島にキャンプに行ったけど、ボクは女子のほうのテントに入って、女子の友達といっしょに寝ていた。

料理作るのも、女子の友達といっしょに作って、女子の友達と食べてた。


中学では美術部に入って、放課後、女子の友達に水着姿になってもらって、それをいつも絵に描いている。美術の先生は、ボクの描く絵をめっちゃ気に入ってくれてて、いつも嬉しそうに、ボクの絵を見てくれている。

女子の友達と、美術部おわって、帰宅していたら、

「学校の課題の、お母さんのヌード写真を撮るやつ、どうしようか~?」

って話しあってる、たぶん写真の専門学校に行ってるみたいな、お兄さんたちと、すれ違った。

それ聞いて、ボクは女子の友達と顔を見合わせて、

「ぷふっ、お母さんのヌード写真、撮るんだって...」

って、ちょっと笑いあった。

お母さんのヌードを想像してしまって、ボクなら、ソファに裸で寝てもらって、後ろ姿を撮るかなあ~って思った。

でも、うちのお母さんなら、ソファでの後ろ姿を撮りながら、

「早く、ちゃっちゃと撮ってね~っ!」

とか言いながらも、何枚か撮って、終わろうとしたら、

「前は撮らなくても、いいの~?」

って言いそうだなあ~って思った。

それより、お姉ちゃんのヌードを見たいなあ~って思ってしまった。お姉ちゃんのヌードを想像したら、めっちゃ興奮してきてしまった。


家に帰って、お姉ちゃんに、絵を描きたいって言ったら、いいよって言って、水着姿になってくれた。ボクは、お姉ちゃんの水着姿を描きながら、ヌードも描いてみたいなあ~って思った。お姉ちゃんのヌードを想像しながら、描いていた。


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