失ったものを埋めるように…。(高校生編)

高校に入っても私の依存は消えませんでした。それどころか、普通の携帯電話に変わった事によってさらに酷くなりました。当時、携帯電話に1ヶ月、10万近く料金を払っていました。いくら使っただろう?普通車が、買える金額はいってると思います。

昼間に働いたお金や祖母にも借りて払っていました。今、思えば最低で何をやってるんだって感じですが…。ポッカリ開いた穴を埋めるすべが、友人との電話しかなかったんですよね。携帯電話代を稼ぐ為に働いてました。

それだけじゃなく、私は、煙草まで覚えます。当時、好きだった人が好きなものを好きになりたくて…。ただ、それだけで煙草を吸うのです。

やめるの辛かったから、吸わなかったらよかったと思いました。

雪印の甘いコーヒーと煙草が当時の私の大好物でした。

恋の話は、また別に書くとします。


私は、姉と喧嘩をして、友人宅に家出をします。ポッカリ開いた穴を埋めたかった気持ちもありました。三週間ほど、家出をしました。帰宅したのは、姉がやつれていたからでした。申し訳ない事をしたと強く思って帰宅しました。

家出したら、したで空しくなるだけでした。友人の親なだけで、私の親ではないわけで…。うわべでは、楽しいフリをしていながら、心はスカスカになっていく気がしました。

結局、何をやっても埋まりませんでした。

この頃の私は、凄く好きな人がいて彼の目に映りたくて必死でした。彼しかいらなかった。彼と付き合いたかった。その気持ちしかなかったから、好きだと告白されてもごめんなさいと言っていました。

もしかしたら、もっとたくさんお付き合いをしていたら違ったのかな?って思ったりするんですが…。私は、そういうのが出来ない頑固者だったんですよね。


結局、高校生活は依存にまみれていた気がします。

この頃、不思議と男の人達といるのが、楽だったんですよね!

だからかな…。女の子には、普通に嫌われまくってました。

勿論、みんなではないですが…。

学校では、嫌われないいい子でいようとしていました。だって、その方が人に構ってもらえるから…。

でも、嫌われてましたね。


そして、この頃の私は本当に心が敏感で集中するだけで人の声が頭に響くという謎のオカルト体質を発動していました。なので、好きな人を見て集中すれば彼の言葉や感情が体におりてきて訳もなく泣くのです。それは、友人や人混みでも同じでした。だから、私は人ごみにいくと物凄く疲れていました。

友人が嫌な事があって、私の隣に座った日、私は訳もわからぬままに泣きました。友人は、驚いて「○ちゃん、どうしてわかるの?何で泣いてくれるの?」と言いました。

私は、彼女に「ごめんね。私が泣いて。ごめんね。苦しくて」と言いました。彼女は、私を見つめて、ボロボロと泣いたのを覚えています。

不思議な特殊能力でした。だからといって、何の役にも立たなかった気がします。今は、そういうのはありません。だから、心が鈍感になったんでしょう。



ただ、涙腺は弱くなりました。年ですね。


結局、高校生活も依存心が強いのと皆さん親がいるから楽しく親の話をしたりするのを聞いたりしてると疎外感が凄くて…。好きな人が卒業と同時に勝手に私も学校を卒業しちゃいました。


勝手に逃げちゃっただけの話です。ここは、私の居場所じゃないって!

若い頃に、親がいない人なんてほんと一握りだから仕方ないですよね。


でも、結局いじめのフラッシュバックで教室にほとんど入れなかったわけだからどっちにしても継続は無理だったのかもしれませんね。


後悔は、ほとんどないです。今、学校に行けるかと言われたら、嫌、フラッシュバックがありそうな気がして怖いですから…。


お仕事で関わった大人の方が、私に色んな事を教えてくれました。高校中退だからと馬鹿にされる事がなかったのは、その方達のお陰だと思っています。



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