第181話実は一番タチが悪いのは折れ鍬赤フン周平
ショタとはおー様で頭を使うから、筆者死んじゃう(;´д`)
周平視点
「えげつねえ」
たまにやって来る秋夜姉さんが、そこら変のヒャッハーを投げてダムの一部破壊したり、純様に召喚された魔王様がそこら辺の石をレールガン並みの速度でダムを貫通させたり、雨乞い2.14のし過ぎで嫉妬の日照り神様降臨で溜めた水に極太光線で水蒸気爆発を起こしてダムどころからマップの三分の一を消滅させられたりはする。
だが眞子さんがやったことは雨乞い2.14の非常識を根幹から覆すものだった。
『ほらほらその涙からも塩を抜き取るわよ』
『創造主の為に~砂糖がいっぱいないといけないの~』
『うまうま』
眞子さんのキャラ男装巨乳武将(メイドVer)がソルト&シュガーという某六組の誰かにそっくりのようなそうでないようなメイド二人組を召喚して、塩止めに砂糖止めという、現代社会でもシャレにならない特殊デバフをかましてきたのだ。
今まで表示されなかった村、塩量というステータスが現れて、量が少なくなると村人の最大体力値が減少する鬼畜設定。
砂糖はステータスは無かったが、徴収されると忠誠心がガタ落ちする極悪設定が施されていた。
「へ、へへ眞子ちゃん~。そろそろお塩が欲しいな~」
「く、と、具視達っ!甘味がないと動かないだと!?」
そして十分ほど経つと、湊は下っ端みたいな笑いで媚はじめ、友人は具視軍団がストライキを起こした。
「ふっふっふっ、いいですよ親友価格でこのお値段で譲ります」
「ちょっ!それ元の五倍だよー!?」
「じゃあ売りません~♪そしてトモヒトにはこの値段です」
「十倍!?」
「なぜかソルト&シュガーがそれ以下では売りたくないと拒否しています。たぶん具視が嫌いなんでしょう」
地味に現実に忠実な設定だ。
美しくない者は死ねっ!と言っているグループの頂点があの二人だから、具視は嫌われるだろう。てか純様はウチの学校をリサーチしてませんか?
「うう、親友価格とは…」
「交渉失敗か、湊にしては珍しい」
「ゲームに本気の交渉はしないよ。…ねえ周平、どうしてあなたの村は平気そうなのかな?」
ち、バレたか。
一応、人の画面は見ないとマナーにしているが、俺が塩と砂糖止めにあまり反応しなかったのが湊に気付かれたようだ。
「眞子ちゃん、そのソルト&シュガーの効果はマップ全域だよね」
「そうだよ?私が許可しない限りは強制徴収が続いてみんな干上がるね」
遠慮が無くなってきた眞子さんは容赦がない。
どうかその容赦の無さは閑名家で発揮してください。俺と湊は外野から眺めて笑いますので。
「はい周平説明」
「ふ~む、教えてやらん事も無いぞ。総資産の一割でも…」
「私と友人君で自滅覚悟の相討ちをするよ」
「飢えた具視を逐次投入してやる」
「酷くね?俺に何の得もない交渉だよ?」
別に公開してもいいけど、納得いかねぇ。
特に友人の得になるくらいなら、近所の大名さんズを巻き込んで一大決戦を仕掛けちゃうぞ。
なぜか俺の村の周囲には元国持ち大名さんが住んでいるんだよ。
一番仲良しは信長さん。
毎度毎度、火縄銃をプレゼントしてくれる良い人だ。
謀反がよく起こるからおウチにそっと銃を置いて出陣してくれる、シャイな武将さんである。
他にもよっしーを生贄すると、元気に現れてくれる長慶さん。
マジで強いから上手く誘導しないと、恥ずかしがって攻撃してくるお茶目さんだ。
他にもお友達ごうだつたいしょうがいっぱいいるから乗り込むぞ?
「今度、周平の好きな事をやらせてあげる」ボソ
「うん、マップに無いなら外から持ってくればいいんだよ」
仕方ないじゃないか。
しょせん俺も男おのこ、して欲しいことはいっぱいあるのだ。
聞こえたのか嫌そうな顔を向けてくる友人。
お前だってそのうち屈することになるんだぞ。
「マップの外?」
「ああ、政宗君が時代は海外だーっ!て叫んで大型船を作ってたから借りてマップ外に遠洋してもらったら珍しい物を獲ってきたから、塩を獲りに行かせた」
「さっきから取るが別の漢字に聞こえるんだが」
よくわかったな友人よ。
大型船に赤フン村人を乗せて出航させたら、血が付いた金銀財宝がザクザクだった。折れ鍬もそうだが、おらが村の連中はいったいどこに出向しているんだろうな。
「くっ、周平君の隠れチートが発動しましたか」
「ノリノリはいいけど。なんだろう地味に傷つくんだけど眞子さん」
俺も日照り神様の65535やソルト&シュガーみたいなチートが欲しいのよ。
具視はいらないが。
ていうか隠れチートてなんなの?普通にノーマル赤フンだよ?
「なるほど、ちょっとインフレしたのに思考が止まっていたみたいだね。このゲームがなんなのか忘れていたよ…」
少し目が座る湊。
「ああ、忘れていたぜ。雨乞い2.14はなんでもありなゲームってことをなっ」
いったい何を言っている親友よ。あ、ごめん脳が手遅れだったな。
「ふ、ふふふ。雨乞い2.14だと思い出してどうなるんです?あと十分もしないうちに二人の村は干上がって脱落ですよっ!」
なぜか負けフラグ発言をする眞子さん。いや本当にノリノリですね。
「そして私には無敵の盾、純ちゃんがいますっ!」
俺は横は見ない。
誰かが胸を張ったせいでユサリと何かが動いたのは見ないのだ。湊へのお願い権利が無くなるのは勘弁なのである。
「眞子ちゃん、確かに純ちゃんは盾として最高だよ」
「でもなその盾は諸刃の盾なんだよ!」
「「へい純ちゃん(様)、これから本気で遊ぼう!」」
「あ」
『…んっ!いいよ!』
あ~あ、眠れるニャンコを起こしたな。
中央画面に眞子さんの村?(以前と同じ真っ白な丸形城壁都市)の一部が表示される。
そこには口元をアンコまみれにした純様のキャラが片手を上げていた。もう片方にはしっかりとおはぎを持っている。
『ん~、きて』
『癒しの座敷童が召喚を実行したよ。報復の魔王様の降臨まで三十秒前…一、来ちゃったテヘ♡』
「「「「おい」」」」
癒しの座敷童の周囲に魔法じ、いやヒャッハー曼荼羅が浮かび、三十秒どころか一秒で純様の召喚が完了する。
『呼ばれて』
『飛び出て』
『じゃじゃーん』
「「「「暴君閻魔までーっ!?」」」」
おお、神よ。
どうして来ちゃいけない人、ナンバー1、2を寄こすのですか。一人でいいじゃないですか、俺は逃げ勝ち戦法を考えていたのに全部おじゃんです。
え、神は純様だからしょうがない?
『報復の魔王様、暴君閻魔が参戦だよ♪』
初めてホネ子ちゃんのアナウンスがイラっとした。
ーーーーーーーーー
暴君「よう、来たぜ」
魔王様「来ちゃった♪」
四人「「「「来るなーっ!」」」」
純様「ん、楽しくなるね」
あわわわ((((;゜Д゜)))
矛盾を使う女の子純様、本気を出したら雌虎まで降臨です(゜Д゜)
こっちの幼女(偽)は暴れん坊です\(^o^)/
回を重ねるにつれておかしくなっていくな~(--;)
これこの後をどう書けばいいの?(;・ω・)
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