第180話奴等は起こしてはならぬものを起こした

構想時間無し、なにも考えずに三時間で書けたよ\(^o^)/




 湊視点

「あ、あ、止めてっ!それ以上は壊れるからぁっ」

「ひぅんっ。死ぬ、死んじゃうのぉ」

「あーっダメーッ」


 私の親友が卑猥な言葉を叫ぶ存在になってしまった。

 うん、さすがにそういうことを私達の家でさせないよ。

 したら友人君には秋夜姉さんにボコボコ…。う~ん、逆に知ったら喜びそうだから、周平のお説教かな?

 でも説教できるほど説得力ないしな~。


「そっちはやぁんっ!」

「…」


 まあ、その前に自分から鼓膜を破きそうなほど無表情になっている友人君だ。

 純情だね。


 そして周平、私がわかっている前提で瞼で暗号を送らないでほしいな。それは小6の時に槍ジジイを落とし穴に落とそうとしたときに作ったやつじゃない。

 なになに。


 オレハムジツダ。


 有罪だね。


 ノウッ!ショウガナイダロウッ!


 どうして周平は墓穴を掘りまくるのかな?黙っていれば…うん、それはそれでイラッとするから搾るけど。

 絞る回数が増えちゃうな~♪


「あんっ!そこダメェ」

「そろそろ有害指定になるから抑えようか眞子ちゃん」

「え?」


 不思議そうな顔で私を見てくる眞子ちゃん。

 なぜだろう膝下縦セーターで振り向いた瞬間にブルンで、どうして神は人を不公平にああ創造主がいるから造形しなおしてでも周平は今のまま良いと言ってくれるしでも私は欲しいのその為なら世界を引き換えに。


「バグってるバグってるぞ」

「何言ってるのか小声でわかんねえけど目が怖え」


 おっと侵荒心が出てきしまったみたい。

 あとで眞子ちゃんのを揉んで神に捧げよう。一センチ、いや一ミリでも恩恵を受けたいお年頃なのです。


「コホン、眞子ちゃん」

「どうしたの?」


 コテンと傾げる眞子ちゃんは可愛いなぁ。


「喘ぎ声が出てて男二人が大変困っています」

「ほえ?」

「ちょっと見てください」


 眞子ちゃんに見せたるは少し前かがみでテレビ画面に集中している風の男性陣です。


「…つまりゲーム外で妨害工作ができていると」

「出会った頃なら恥じらっていたはずの貴方がいなくなって寂しいな」


 友人君達を見たあと私に真剣な顔で言う眞子ちゃんは、初々しさがなくなって雨乞い2.14に染まってしまったようだ。


「でも男性陣が本気で嫌がっているので喘ぎ声は禁止です」

「純ちゃんがいるのに無言は無理だよ~」

『呼んだ?』

「「呼んでいません」」


 純かみちゃんを拒否するのは男性陣。

 ゲームがリスタートして即、純ちゃんが現れ眞子ちゃんの村を蹂躙した。

 純ちゃんの操作キャラ、癒しの座敷童は通常村人以下のステータスで、周平の様におもしろギミックでも作らない限り、酷い被害は起きない。


「ひぃんっ!信者むらびとが勝手に純ちゃん専用の屋敷を作ってるぅ」

『おお、〇の巨塔』

「やめてぇ!純ちゃんが呟くとそっちの方にっ。さらに信者が取られちゃうのぉ…」


 …う~ん、被害甚大かもしれない。

 まあそれだけなら戦闘フンドシ村人を一人派遣すれば倒せるぐらい弱いんだけど、雨乞い2.14の中でも最強の一角、報復の魔王様を召喚するから困る存在なのだ。

 下手に行動を止めようとするとあっさりと死んじゃいそうになり、自動で魔王様が召喚される鬼畜設定キャラ。

 あと雨乞い2.14のキャラからは創造主として見られているみたいで、簡単に村人が純ちゃんに靡いてしまう。


「ごめん眞子さん…。これで四軒向こうの毛利さんに三千丁の火縄銃で強襲できるぜっ!」

「すまん眞子…。いえぇーいっ!新生具視軍団でヒャッハー潰しだぁ!」


 そして容赦なく弱ったら、増強する馬鹿二人。

 たぶん、眞子ちゃんのゲーム外妨害を頭の中から忘れるために雨乞い2.14に自ら侵食されにいった。


「ああ、資産が目に見えて減っていくの…」

「ごめんね眞子ちゃん。私も新しくなった日照り神様が楽しくて…誰かが犠牲にならないとね」

「湊ちゃんっっ!」


 ふ、今までまともな村育成が出来なかった日照り神様に、貧しいながらも普通の村が作れるのは嬉しい。

 上手く光線を空に打ち込めば雨も降ってくれた。

 なぜだろう複雑難解な日照り神様の操作も少し楽な感じがする。


「おい、湊ちゃんの村、もの凄い勢いで発展してね?」

「江戸ぐらいあっという間にできそうだな…」

「ん?今攻めてきたらピンポイント極太光線を放つからね」


 今なら操作キャラだけをジュッできそうだ。

 三人は不干渉を決めて戦力増強に方針を決めた。一人を純かみちゃんの犠牲にして。

 だが私達がしているのは雨乞い2.14。

 1で平穏だったのを2で全否定して、2.14で魔改造されたゲームには争乱しかないのだ。


「ふ、ふふふふ」

「待て眞子。落ち着け」


 最初に気づいたのは彼氏の友人君。


「落ち着いていますよ?ええ、私だけ泥沼に沈ませようとしたことにも怒らないくらいに」


 あ~、しまった。眞子ちゃんの笑顔が澄んでしまっている。


「…へい、眞子さん。交渉しよう。中二病の政宗君のところからずんだ餅を大量に仕入ごうだつれてきたんだ。村人にあげると五分ほど喜ぶよ」


 それは誰得なの周平?


「以前トモヒトと周平君が言いましたよね」

「「「えっと何を?」」」

「それじゃあ面白くない。泥沼戦と行きましょうか!」

『眞子が真特技、ソルト&シュガーを発動したよ』

「「「は?」」」


 全画面でホネ子ちゃんが報告するのは真特技という謎。


「ふっふっふっ、信者に制限が掛かった分、私の男装女武将には新しい特技が追加されたんですっ!」

『はんっソルトよ』

『シュガーだよ~』

『塩を全て止めてあげるわっ!海も真水よっ!』

『砂糖も止めちゃう~。甘味が無くなったら暴動が起きるね~』

「これぞ敵に塩も砂糖も送りませんですっ」

「「「なにそれーっ!?」」」

『眞子の村以外が塩分糖分不足に陥るよ』

「「「汐戸佐藤おぉーっ!」」」


 うん、純ちゃんはロクでもないモノを覚えたようだ。

 これ六組のクラスメイトがチートで出るのっ!?




ーーーーーーーー

眞子「いやんっ、や、やめてぇ~」

周平「おいどうにかしろ彼氏」

友人「…属性過多過ぎて対応が追いつかない」

湊「うん、さすがにこれは人前ではアウトだよ」


はい、眞子は本気で焦るとエロボイスが搭載されます(*´∀`)

男どもの性心に大ダメージです。


そして出てきたソルト&シュガー\(^o^)/

眞子の配下(特技)になりました。

やることはえげつなく、塩止め砂糖止めを全マップに強制します。

村人の体力低下に忠誠心を低下させる、最強クラスの存在。

弱点は村人というペナルティーになる存在がいない創造主や魔王様、暴君には効果がない。

あと男装巨乳武将の特技の一つなので常に存在できない。あと具視軍団の天敵なのだがそこは書かれていない。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る