メルトダウン
メルトダウン、もしくはダウン
涙や怒りのコントロールが出来ず、ストレスが積もりに積もって爆発してしまうこと。
『メルトダウン 症状』などの検索ワードで出てくると思いますが、発達障害の症状の一つで、発達障害の本にたまに書かれていることがあります。
私の場合は涙が止まらなくなり、一度出たら三時間ほど涙が止められない状態に入り込みやすくて、けれど当時はメルトダウンの名称すら知りませんでした。
涙が出やすいのに、感情は無、もしくはパニックの両極端で、理由など話したいけど話せなくて、頭の中ではパニックと同時に冷静な面もあって、とても困っていました。
異常だと自分では感じているのに、周囲の目からは「またか」と思われる程度なのです。
涙が止まらないというのは人間関係においてとても厄介なものであり、泣くなと言われても止められず、傷付くことが多々起こります。
なので、この涙に名称があるのだと知るだけでも、他にも同じような人がいるのだと安心できる材料になるかと、経験的に思いました。
鬱になると涙が止まらなくなるということもありますが、私のメルトダウンは子供の頃から、幼稚園や小学生の頃からずっとありました。
すぐ泣くので、いじめられやすくもあります。
けれど、涙は自分でコントロールできず、止まれ止まれと思うとストレスでさらに止まらなくなる悪循環が起きていました。
怒りの場合でもきっと、同じようにコントロールが難しいのだと思います。
メルトダウンを起こさないためには、ストレスを予防したり、こまめに吐き出すことが効果的でした。
ストレスのない環境だとメルトダウンの頻度が劇的に減っていたのです。
私は我慢しすぎて溜め込む癖があったので余計に酷く、涙が止まらないことが多かったのですが、ストレスに感じたことを言語化したり、泣きたい時にこまめに泣いて発散することで、急に涙が出て止まらないということはほぼ無くなりました。
とはいえ、数ヶ月に一度は涙が止まらなくなる日があります。
大人になれば頻度が減るという問題でもありませんでした。
根本的なケアや、対処の仕方を知っておく必要があります。
このことに理解を示してくださる方はとても少ないと感じます。
嫌煙されたり、甘えてると言われたり、怒りを湧かせることもありますから。
けれど、涙で人をコントロールしようとする人とは別だということを知っておいて欲しいと思います。
涙自体は、決して悪いことではありませんし、責められることでもありません。
涙を利用して人を操ろうとしていない限りは、自己否定する必要もありません。
泣かれるだけで責める必要性もありません。
それ自体は攻撃でもなんでもなく、体質のようなものなのだから。
泣かずに済んでいる人もいるでしょう、一方で涙を止めることが難しい人もいます。
私はほぼ怒ることはありません、けれど怒りをどうしても抑えきれない人もいるのでしょう。
それならば対策を考える必要があります。
どうしたらストレスを、他人に迷惑をかけないように発散するか、溜め込まないようにするか。
その発散方法は、人によって相性があると思います。
話すこと、文章にすること、なにかに没頭すること、歌うこと、運動すること、選択肢は沢山あります。
自分にとって何が心地よいか、何が合うか、色々試してみましょう。
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