　８月３０日。退職２日目。

　過去の自分を呪う。

　生活の破綻がこんなにすぐ訪れるとは思わなかった。

　身から錆が出すぎて全身がボロボロになっている。

　過去の自分の軽はずみのひとつひとつが私を苛んでいる。

　どうしてあんな馬鹿な買い物をしたんだろう。

　こんなにすぐ働けなくなるなら、引っ越しなんてしなければよかった。

　あれこれ軽率に考えずに、もっとちゃんと考えて慎重に行動するべきだった。

　こんな風に。

　後悔なんてしてもどうにもならない。私の身なんて少しも助けない。

　理性ではそうわかっているのに、無意識が心をどんどん蝕む。

　そんな中で今日、アパートの解約の手続きをした。障害者手帳の申請先に引っ越すことを伝えた。精神科に行った。紹介状を書いてもらった。

　他にもやらなきゃいけないことは山積みになっている。考えれば考えるほどに、気が重くなる。頭が回らなくなる。

　貧すれば鈍するをつくづく地でいっているなと思う。

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