細い月の寒空の下、自分だけがぽつねんと置いていかれてしまったような淋しさと、唯一人世界と語れるような悦び。そのような夜に詩を得ることができたなら、素敵ですね。
湧き出す言葉。あまりにしっくりと、最初からそこにあったように明確なのに。気づくと靄のように消えている。あれは、不思議ですね。自分は所詮自分の一部でしかないと思い知らされる一幕です。
素敵な詩をありがとうございました!
作者からの返信
こちらにもお立ち寄りいただき、ありがとうございます!
淋しさとともに、唯一人世界と語れる悦び。あらためて言われてみると、世界を独占しながら詩が降りてくるって、すごい体験ですね。
そうなんです。湧き出るように詩が生成されるんですよね。そしてまた消えていく。。詩が残らなかったとしても、それはそれで素敵な時間なのかもしれませんね。
久里 琳さま
こんにちは。
真夜中に月光で目覚めるってとても美しいイメージですが、意外とよくありますね。真夜中に出ている月は満月近いですから、本当に明るくって、しかも美しくって、一発で目が覚めちゃいます。詩を作りたくなるのもわかります。
しっかりと目覚めているようで、その実、月明かりに惑わされていて、妙に鋭敏な感覚と、どこかかしいだ精神で、記憶に残らない詩をよむ。……本当はどんな詩だったのか、興味がつのります。
「 どこか耳になつかしく、
なぜかなつかしく、
だれかの鼓動と響きあうようでぼくらは
立ちどまることができない 」
この語調が心地よくて好きです。
作者からの返信
応援ありがとうございます!
真夜中の満月に目覚めることが、たまにあります。月明りって、思っているより明るいんですよね。
記憶の向こうっかわの詩、、、どんなのだったんでしょうね(^^)
「どこか耳になつかしく、」からの流れは、語調を意識しました。読みとっていただいて、うれしいです。
定型詩でなくてもリズムはあるし、その心地よさというのは詩にとって大事な要素なのだと思います。