第27話 「痛いっ!」を「ラッキー!」に

 朝、目覚めると左手の小指のあたりに違和感が。

触ってみると「痛っ!」

見ると左手の小指から付け根、更に手のひらまで少し腫れているようです。

いったい何故?

痛みの原因に心当たりがありません。

昨夜、寝るまでは痛みはありませんでした。

夜中、寒いと思って目が覚めて、トイレに行き、薄い肌布団を出して、それを掛けてまた眠りについたけど、その時は痛みを感じませんでした。

それから、朝目覚める間にいったい何があったというのでしょう。

ぶつけた覚えも、手を挟んだ覚えもありません。

原因が分からないというのは気になるものですね。

でも、確かに痛くて何をするにも不自由を感じます。

取り敢えず、家にあった湿布を貼って様子をみることにしました。


 ここ最近になって急に夜が涼しくなってきて、昼間も以前ほどの日差しの強さを感じないので、今日(八月二十九日)は畑を耕運機で耕そうと思っていましたが、左手が痛くて、操作が出来そうにありません。

天気予報も、明後日あたりから雨が続くように予報しています。

今日がチャンスだったのに何故に小指が痛くなったんだろうと不満と不足でいっぱい。(´Д⊂グスン

しかし、今日はやろうと決めていただけに何かしなければと思い、畑の周りが草が茂っているので、草取りをすることにしました。

幸い右手は使えます。

右手だけを使って草取りをしていきましたが、左手が使えないということは、意外と不自由するなと思いました。

つい左手も使って草を取りたくなるのですが、ちょっと動かすだけで痛いのです。

手袋をする時も小指をはめる時、痛くてなかなかはめられず、そっとゆっくりはめました。左手は使わないのだから手袋をする必要はないんですけどね。

 

 草取りが終わった後、手を洗おうとして、左手と合わせて洗おうとしたら痛いので、上手く洗えません。片手で洗うというのは難しいものだなと改めて思ったものです。


 二十七日から二十八日にかけて某テレビ局で「二十四時間テレビ」が放映され、身体に障害のある方達の活躍を色々見て感動したばかりでした。

しかも、誰もが自信に満ちて笑顔で前向き!

障害を受け入れ、色々な困難を克服された方達がいかに努力をされて乗り越えて来られたのかと思いを馳せました。

私はたかが左手の小指あたりが痛くて使えないだけで、料理をしようと、野菜を洗うのも、包丁で野菜を切ろうとするのも、時間がかかり、なんてこった!と思いました。

パソコン入力しようも元々早くないのですが、更に時間がかかりました。

入力にも左手を意外と使っていたんだと痛感しました。


 そんな時、100㎞マラソンに参加し、最後まで笑顔で完走したお笑い芸人EXITの兼近大樹さんには、自分ルールがあって、小指などぶつけたら「痛いっ!」じゃなくて「ラッキー!」と言って負の連鎖を消しプラスに持って行くと仕事仲間が話されていました。

なるほど、そういう考え方は素晴らしいなと思いました。

小指の痛みでネガティブになっていましたが、「ラッキー!」「ラッキー!」と言って気持ちを入れ替えました。

 普段はあまり意識していませんでしたが、痛みがない事、身体が不自由なく使えることは、何物にも代えられないほど有難い事なのだと思った次第です。

「ラッキー!」そう言ったら気分が上がってきました。



宜しければ近況ノートもご覧ください。

https://kakuyomu.jp/users/cocopin/news/16817139558377028637



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