第361話 危なかったね~。

昨日の22時前、JR川越線の単線区間で、上り列車と下り列車が同時に走行。数百メートル手前まで接近、停止した、というトラブルが発生したそうだ。


単線での上り列車・下り列車の正面衝突事故、と言えば、1991年の信楽高原鐡道での事故がまず挙げられる。死者42名を出したこの事故は、システムトラブル+手順無視という最悪の状態で起こった事故だった。


今回も、悪天候でダイヤが乱れ、人為的ミスの可能性が高いと考えられているが、信号システムが正しく働いていたため、両方の列車に赤信号が現示され、正面衝突が避けられたようだった。


事故は、このように大きな混乱の際に生じることが多い。今回は信号システムが正常だったため、Human Errorからの大事故発生を防ぐことができた。やはり安全をバックアップする機械的システムは重要である。大きな事故にならなくて本当に良かった。

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