第45話 ラジオ体操と「カブトムシ」

今朝(7/27)、出勤時にいつものようにNHK総合ラジオを聴いていた。小学生のころは、夏休みには毎朝ラジオ体操があり、6:30より前に起きて、準備するのが大変だったように思うのだが、今はそんな時間に出勤中の車の中にいる。年を取ったものだなぁ、としみじみ思いながらラジオ体操を聴く。


ラジオ体操はいわゆる「大いなるマンネリ」の一つではあるが、ラジオ体操第一と第二の間に首や肩をほぐす体操が挿入されていて、その時の伴奏のピアノは、時期にあった曲を選択して弾いてくれている。いろいろとマンネリながら工夫してくださっている。


今日はaikoの「カブトムシ」が流れていた。この曲が流行していたころ、まだ私は独身ではあったが、持ってはいけない恋心に魂をかき乱していた。この曲を聴くたびにそのことを思い出して、胸が痛くなる。


それはそれとして、この「カブトムシ」という曲、aikoさんが、「カブトムシは冬の虫」と勘違いして作詞した曲で、本当は「冬」のイメージの曲である。題名に「カブトムシ」とついているから、ラジオ体操の製作スタッフは「夏の曲」と勘違いして選択したのかもしれない。


そんなことを思いながら車を走らせ、少し「クスッ」っと微笑してしまった。

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