日常、茶飯事

作者 赤井風化

72

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★★★ Excellent!!!

怪異も心霊もなく、ただただ人が怖い、現代ホラーの短編連作。
Twitterでの後書き的なものを拝見したところ、実話ベースとのことですが、その点もふくめて怖すぎます。また、二週間そこらで十五万文字という分量を達成している速筆も破格ですね。元ネタがあったから、のように作者さまは言われていたと思いますが、「元ネタ」を自分の中にきちんと蓄え、それを小説としてまとまった形に出力する能力が優れていないと、こうはいきません。

各エピソードは基本的に独立していますが、一部は関連性があって、つながった時におっと思われるのも見所。私に突き刺さったのは「ハイキ」でしたが、後にああいう続きが来るとは思いませんでした。的場さん……。

最初に読んだ時は寧々と祥子の間話がなかったので、縦軸のまとまりと締め方でこうなるかーという点も面白かったです。参考文献の『ことばの呪力』も気になっていた本なので、この作品を読んでますます欲しくなりました!

★★★ Excellent!!!

圧倒的なスピードで、破綻なく面白い(怖い)物語を紡いでおられて、すごいなあとただただ驚くばかりです。

様々な文体で書かれていて、しかもそのどれもが読みやすく、ストーリーの持つ雰囲気とも合致しているので、きっとそれはそれはたくさんの引き出しをお持ちなんだろうな、と思いました。

今度は何を書かれるのかな、次はどんなお話かな、と、わくわくしながら更新を楽しみにしています。