「対戦相手が決まったよー！！」

放課後、帰って個人戦でもやろうかと思っていたらそんな事を降谷から言われた。

「相手は？」

「自分らは初登場だから下位からスタート。相手は……間地（あいち）隊と八代（やつしろ）隊だね。どっちも近接戦の得意なチームだけどリアちゃんと赤星くんが居るからまぁ、大丈夫かな？」

「降谷さん。ランク戦のシステムについてもう一度話して貰ってもいいですか？」

「うん。いいよ」

すると、降谷はランク戦について説明し始めた。

まず、ランク戦では3ヶ月事にシーズンが変わり、8試合を行う。そしてそのうち、1位か2位を取ればNTGのチームと戦うことになる（この場合はプラチナデータは使用可能）

1人倒す事に1ポイント。逆に倒されればマイナス1ポイント。時間は30分。チーム全員が生き残って試合終了を迎えるとボーナスとしてプラス2ポイント貰える。大体1回で3ポイントぐらい取れば2位には入り込めるという。

「という感じだけど理解出来た？」

「日本とアメリカも変わりませんね？」

あー、そう言えばリアもNTGだったな。

「リアは誰とチームを組んだんだ？」

「リアはレヴィさんとロンリーですね……」

「なるほどな……」

あの人がいたのなら簡単になれただろう。

否、決してリアが弱いとは言ってない。むしろ大戦力だ。

「リアは連携は得意か？」

「イエス！！初見の人でも大丈夫ですよぉ？特に赤星なら大歓迎です！！」

リアはそう言うと、俺の腕にくっついてきた。

バラのようないい香りがする……。

違う。そうじゃない！！

「分かった。じゃあ、、木原お前が方針を決めろ……！！」

俺は木原に視線を向けるとそう言った。

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