第9話 チーム結成

そのあと、三十戦やったが結果は全部圧勝。やはり、木原には才能も運動神経も、怖さも何も感じない。

そんな奴がNTGになるなど全国模試1位を取るより難しいだろう。

だから、諦めさせた方がいい。


「はぁはぁ……」

「まだやるか?」

「はい、もちろんです……」


すると、降谷が「うわー、女の子相手にえげつなー」と批判するが無視する。


「来い……!!」


俺がそう言うと木原が吹っ飛んできた。

否、よく見ると足が無くなっている。

どうやら自分自身の足元に魔法を放ち、吹っ飛んできたのだ。


そして、シールドとカタナが金属同士がぶつかり合う嫌な音をたてる。


俺はきょをつかれたのと、シールドの重みで体勢を崩した。

そしてそのまま魔法が炸裂し、俺は雷神の様なステップを踏むと片手にカタナを出すと木原の首を落とす。


「…………!!」


木原が驚愕の表情を見せた。

そして、俺もその真意に気がつく。


「…………あっ!!」


俺は惚けた声をあげた。


▽△▽△▽△▽△▽


「これは……赤星くんの反則負けだね」


降谷が微笑みながらそう言った。

やはりこいつ嫌いだ。


「じゃあ!!」

「分かった。認めてやる……」


そう言うと俺は「ハァ……」とため息をついた。


「それじゃあ、チーム結成だね!!」


そう言うと、降谷は手を前に出してきた。


「俺はやらん」

「まぁまぁ、そういわずに……!!」


そう言うと降谷は俺の腕を掴んできた。


「チッ!!ログアウト!!」


めんどくさかったのでログアウトした。



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る