4月17日@異世界おじいさん

@異世界週刊誌編集部

あれは先週のことだったか。

道を歩いている時、恥ずかしながらちょっとした段差でつまづいてしまったんじゃよ。

そしたら近くに居た小学生のグループが駆け寄ってきて、「おじいちゃん大丈夫?」って心配してくれてのう。

ちょっと手のひらをすりむいた程度だったもんだから「平気じゃよ」と言ったにも関わらず、子ども達が「僕が魔法で治してあげる!」「いや、オレがやる! 覚え立てのやつ!」とこぞってわしのケガした手を奪い始めて大変大変。

まあ、色々ある世の中だけども、まだまだ捨てたもんじゃ無いのう……という話じゃな。

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