第47話 再び双璧の悪魔

引き続きのラスボス戦。


目の前には、魔神マシン族の王『労働王アヴァロワーズ』。


体長2mほどだが、複腕や尻尾のせいでかなりの巨軀に見える。

そして、ぬらぬらと光沢を放つ肌や、機械のような冷たい表情。

生物としては異質な佇まいだ。


両手にそれぞれ片手剣を持ち、背中から生える複腕に銃が仕込まれている。

そして、背のど真ん中には、太い尻尾を生やす。

それは、巨大な大砲となっており、一撃食らうだけでも致命傷となるだろう。


ここには、人族娘ノヴェト・犬少年カゲチヨ・犬少女アキラがいた。

そして、ハーフリング娘スアリ、ハーフリング幼女リンリン。

エルフ娘ロザリー・リゼット、魔族娘ロレッタ、ダークエルフ娘レンザート。


突如現れた『フェアリー魔王』。

その魔法により、彼女たちは一気にレベル99となり、カンストした。

これからようやく、反撃が始まろうとしていた。


……だが実は一人、取り残された者がいた。


それは、人族幼女シュノリンだ。

他の者が一斉に強化される中、なぜか彼女だけ何一つ強化されることなく、能力は弱いままだった。


「……なんでじゃ!!……なんでぇ、ワシぃ……、ワシぃ……。」


心なしか、涙目のシュノリン。


ノヴェトは、ふわふわと辺りを漂う不気味なフェアリーを呼ぶ。

こっそりと。


「ちょ、ちょっと、まっちゃん!なんで、ばあちゃんだけ何も無いんだよ?」


「いやー、だってねぇ……。」


「まぁ、ばあちゃんに力やりたくない気持ちも分かるけど……。なんかさすがに可哀想じゃない、あれ?」


口をとんがらかせて、泣くのをグッと我慢しているシュノリン。


「ウッ……、ウッ……。」


今にも、涙の防波堤は決壊しそうだ。


「そうは言っても、難しいのでござるよ……。」


「……というかさ、その……、魔ザーコンピューター?とやらにアクセスできるんなら、敵全部消しちゃうとか、弱くするとかすればいいんじゃないの?」


「それなんでござるが、実はできないのでござるよ。」


「なんで?」


「魔ザーコンピューターは複数あって、同期をとるシステムなんでござる。拙者は、その一つにアクセスしているだけで……。おそらく魔神族関連は、別の魔ザー配下の管理。おばあちゃんとロミタン関連も、おそらくは……。」


「え、ああ……。それで、ばあちゃんはパワーアップできなかったのか……。でもなぁ……。」


「別に、意地悪でパワーアップしなかったわけでないでござるよ?まぁ、全くそういう気持ちがないかと言うと……、否定はしないでござるが。」


「ううう……、ううう……。」


シュノリンの表情がどんどん決壊していく。もうヤバイ。

さすがの魔王も折れる。


「ああ、分かったでござるから!!小ちゃい子の姿だと、拙者、どうにも弱いでござるな……。ちびっ子にはこれを授けるでござる!!だから、これからは良い子にするでござるよ!?」


フェアリー魔王は、シュノリンの周りでキラキラと飛び回る。

すると、シュノリンの真上に巨大な斧が出現。

かなりの重量なのか、跳ねもせず地面に突き刺さる。


「それはGMゲームマスター用のチート大斧『後座右衛門ござえもん断空大断蛇だんくうだいだんだ』でござる。要求ステータスもないので、誰でも装備できるはずでござるから。特別でござるよ!?」


シュノリンはその斧を掴み上げ、掲げた。

明らかにサイズがおかしい。

刃先だけで、シュノリンの身体の倍以上はあるのだ。

だが、GM用の特殊仕様だけあって、今のシュノリンでも軽々と持ち上げられた。


「お、おお!これはぁ〜!?よ、良いではないかあああ!!」


一気に表情が、パアッと明るくなる幼女シュノリン。

もうニッコニコだ。


「いや、それ、俺も欲しいんだけど……?」


ノヴェトは、物欲しそうにその斧を見つめた。


だが、そんな彼女らに向けて、アヴァロワーズの砲弾が飛んでくる。

ノヴェトはすかさず大盾でガードした。


アヴァロワーズは、苛立ちを隠そうともせずに言い放つ。


「もう十分でしょう?準備は良いですか?こちらも暇ではないので、さっさと神殿送りにして差し上げますよ。……あとその飛び回っている邪悪な蝿も、一緒に叩き潰してあげましょうか。」


「なんだよ、構ってやんなくて悪かったな。こっからは俺たちのターンだぜ?」





そしてここで、もう一つの戦闘にも動きがあった。


シヴァデュナート・ロボのタックルで、吹き飛ばされる巨人アスター。

背中を打ち付けてしまう。

アスターは、なんとか身体を起こすが、かなり劣勢だった。


アヴァロワーズは叫ぶ。


「アスター!!……なにをやっているのです!!そんなものさっさと片付けて下さい!!そして、早くこちらを手伝いなさい!!」


「うおおおおおおおおおおん!!」


アスターの両手剣が、ロボへ向かって振り下ろされる。


「お、おっと!!?ロミタンたんの快進撃は、まだまだこれからなんです!!」


ロボの右フックが、アスターの両手剣をぶん殴った。

吹き飛ぶ両手剣と一緒に、体勢を崩すアスター。

そこへ、すかさずタックルを決めるロボ。

だが、それでもアスターは倒れない。


ロボは、そのままアスターを鎧の上から何度も殴った。

歪に変形していくアスターの鎧。

そして、アスターはとうとう膝をつく。


「終わりなんです!!」


最後の一撃を振りかぶるロボ。

そして、拳がアスターの顔面を捕らえた。

……ように見えたが、拳は最後まで振り抜けなかった。

アスターのカウンター攻撃を食らってしまったのだ。


宙を舞うシヴァデュナート・ロボ。

素っ頓狂な声をあげるロミタン。


「はぁあああああ!?」


アスターは、ロボの突進と同時に、両手剣を地表スレスレに突き出していた。

そして、間合いに入ったロボを両手剣で上空にかち上げたのだ。

もはやこの体勢のロボに、まともな防御はできない。


アヴァロワーズはニヤリと笑った。そして、叫ぶ。


「さぁ、アスターさん!!その鎧の本当の力を見せてやりなさい!!その『狂神ゲェの将軍鎧』の力を!!……そして、魔神マシン族に勝利を!!」


「うおおおおおおおおおおん!!」


アスターはさらに、中空のロボを剣で殴りつけた。

何度も何度も。ロボはまるでお手玉のように、空中でバウンドし続けた。

鋼鉄の肉体でガードはしていても、ダメージは殆ど殺せていない。


そして最後に、アスターはジャンプ。

両手剣を思いっきり打ち下ろし、ロボを地表に叩きつけた。


その瞬間。

爆縮するように、シヴァデュナート・ロボは消滅してしまった。


ロボが倒れた場所にいたのは、オーガと元の身体に戻ったシヴァデュナート。

そして、見知らぬ人族幼女だった。


「うおおおおおおおおおおおん!!」


叫ぶアスター。

勝利に酔いしれているのか、しばらく叫び続けた。


ノヴェトらはたじろぐ。

危機はまだ去っていなかったのだ。

ノヴェトらにはもう、巨大な敵と戦う術はない。


「ロボ、負けちまったぞ!?って、あのちっこい子は誰だ?ロミタンは?」


「あれがロミタンでござるよ。」


フェアリー魔王は、蠅のように周りをまとわりつきながら、解説する。


「ロミタンもおばあちゃんと同じように、力をアバターで封印されているでござるよ。結界術さえあれば、ロボももう少し優位に戦えたでござろうに……。」


「さぁ!アスターやってしまいなさい!!」


アヴァロワーズの声に反応し、巨人アスターはノヴェトらに向かって走り出す。


「おい!!あんなの、俺だって、防ぐの精一杯だぞ!!?」


「まぁ任せるでござる。真似しちゃダメでござるよ?……裏技『GM魔法・チート召喚』。出よ!拙者!……そして、魔王軍幹部の二人〜っ!!」


フェアリー魔王が眩く光り、ノヴェトの目の前で大きな魔法陣が描かれた。

そして、その魔法陣から3人の女性が出現する。


ノヴェトは目を見開く。


「……ま、まっちゃん!?……と、ジルダちゃん!?ジーナちゃん!?」


そこにいたのは、いつものオタ女子な女魔王。

そして、腰に刀を差した魔族娘ジルダと、大槌を担いだ魔族娘ジーナだった。


「さぁ、戦いの準備は良いでござるね?」


「ええ、魔王様。ずーーーーーーっと、閉じ込められてましたから、存分に。」


「ウチら、もう怒ってるんですよ!!もうもう、もう!!ぜーーーんぶ、ぶっ壊しますから!!」





ジルダが叫ぶ。


「ノヴェト様、ガードお願いします!!」


「うお!?……おお、了解!!任された!!」


ノヴェトは、アスターの一撃を大盾でガッチリ防いだ。


剣の衝撃波が全員に襲いかかる。

だが、ノヴェトのスキルで、カゲチヨたちはノーダメージだ。


しかし、後から来た女魔王・ジルダ・ジーナに、そのスキルの恩恵はない。

その衝撃波を受ける。


……が、ジルダは刀を揺らし、居合の高速斬撃で衝撃波を真っ二つにする。

寸断された衝撃波は、地を這い、瓦礫の海に消えた。


そして、ノヴェトの盾に跳ね返されるアスターの両手剣。

それ目掛けて、ジーナの大槌がかち上げるように打ち込まれる。

甲高い金属音が響き渡った。


その一撃で、アスターは思いっきり体勢を崩されてしまう。


叫ぶジーナ。


「ウチは魔王軍幹部『殺戮のジーナ』。クラス『服わぬ者トレイター』。ぶっ壊して!!殺して、殺して……、ぶっ壊して、ぶっ殺して、ぶっ壊して、ぶっ殺す!!!」


上位クラス『服わぬ者トレイター』──────

狂戦士バーサーカー』と『魔女ウィッチ』の二つを極めた者のクラスだ。

魔法と鈍器の超絶脳筋クラス。

自身の魔法に巻き込まれると、自分もダメージを受けてしまう。

だが、スキルでダメージを火力に換え、瞬間火力上昇スピードはダントツ。


アスターは崩された状態のまま、更に顔面にジーナの爆炎魔法がヒットする。

そのまま膝をつくアスター。

そして、その爆炎の中から、ジーナが飛び出した。


ジーナは、自身の爆炎でダメージを受ける。

だが、パッシブスキルの恩恵で攻撃力が加算されていく。

そして更に、アスターの顔面を大槌でぶん殴る。

……更に殴る殴る殴る殴る殴る。


さすがのアスターも頭がクラクラし、立てなくなった。

だが、頭を賢明に振って、イヤイヤと対抗する。

その鎖は、ジーナへと襲い掛かり、モロに食らってしまう。


「ぐあっ!?」


ジーナは、そのまま地表に落下した。

ジルダはすぐに側に駆け寄る。


「あなたはもう、いっつも考えなしに……。ほらさっさと回復なさい。」


ジルダがジーナの側で呪詛を詠唱。

すると、ジーナの傷はみるみる消えていく。


「さんきゅー、ジルダ。……って、あれ?アイツ、もう復活?」


起き上がってくるアスター。

しかし、ダメージは残っているように見えた。


ジルダは鞘に入った刀を持ち上げ、呟くように言った。


「『抜刀術・紅陣羽織くれないじんばおり』。」


アスターの肩や首周りに高速斬撃が舞う。

一瞬で、アスターの鎧は一部が砕かれてしまった。

それは、ジルダの抜刀術。

高速に舞う斬撃は、回避することは不可能だ。

恐らく相手は、刀を抜いた瞬間すらも認識できない。


「私は魔王軍幹部『首刈りのジルダ』。クラス『殉教者サクリファイス』、……です。」


上位クラス『殉教者サクリファイス』──────

『侍』と『狂信者ファナティック』を極めた者のクラス。

一撃必殺の攻撃力を持ちながら、一通りの回復スキルも持っている。

自己強化もできるので、かなり死ににくい。

実は、食らったら回復すればいいという、なかなかの脳筋クラス。


女魔王が前に進み出る。


「さて……、もうそろそろ拙者の出番かな……?」


女魔王は、何も武器を持っていなかった。

だが、足にだけは、大仰な金属製の脛当てを装備していた。

爪先を地面にコツコツと当て、感触を確かめる。

いつになく、やる気満々だった。


女魔王は叫ぶ。


「拙者は『大魔王・シュートスタイ……。」


だが……。


「『抜刀術・紅具足くれないぐそく』。」


ジルダの高速斬撃。

不可視の切っ先は、アスターの全身を襲う。

鎧のあちこちにヒビが入る。

かなりの大ダメージを与えたようだ。


だがそのせいで、女魔王は出るタイミングを失い、オロオロとしてしまう。


「あ、いや、ちょっと、ジルダちゃん?拙者の見せ場……。」


「うらああああああああ!!」


今度は、ジーナが大槌の一撃を打ち込む。

ヒビの入った鎧が粉砕されていく。


「えっと、ジーナちゃん?そこ、順番的には、拙者が出るところじゃ……?」


女魔王が困っていると、ジルダに怒られてしまう。


「魔王様!!遊んでないで、参加して下さい!!」


「え!?……あ、はい。」





「な!?くっ!?まずいのです!!鎧を剥がされては!?」


アヴァロワーズはアスターの劣勢を見るや否や、アスターに向かって走り出す。


だが、それはすぐに止められる。

……ロレッタだった。


「……おっと、逃げられないよ?だってこれ、ボス戦なんでしょ?ボクたちだって逃げられないのに、ボスが逃げちゃズルいでしょ。」


大鎌を突き立て牽制する。


「くぅっ!?」


アヴァロワーズが一瞬たじろいだ。


その時、大きな地響きがした。

それはアスターの鎧だった。

大鎧は全て剥がされ、砕け散ったのだ。

中のアスターが剥き出しになり倒れていた。


「『狂神の鎧』が……っ!?」


アヴァロワーズはガックリと膝をついた。


女魔王は大鎧のカケラに片足を乗せ、胸を張って大威張り。


「ふふふ……、形勢逆転でござるな。……見ていてござったか、皆の衆!!拙者の活躍を!!この黄金の足を!!しかと!!」


だが、ノヴェトたちは全く見ていなかった。


「まさか、一つも見てなかったなんて言えない空気……。黙っておこう。」


不意にノヴェトの背後から、何か小さなものが飛んでいった。


それはフェアリー魔王だった。


フェアリーはアスターの元へ飛んでいくと、光の粉を振り撒いた。

……すると、アスターの身体がどんどん小さくなっていった。


カゲチヨは、心配そうにその様子を見ていた。


「アスターさんが、小さくなっていきます……。アスターさん、大丈夫なんでしょうか?」


「あの妖精、回復もしてくれるから大丈夫じゃないかな。それよりも、まっちゃん二人いるのが気になるんだけど……。」


ノヴェトは、禍々しいフェアリー魔王が気になってしょうがなかった。


「ふふふ、勇者氏。この子が気になってござるな……?」


ニヤリとする女魔王。


「拙者には、男魔王と女魔王の二つのアバターがあるでござる。拙者は今、女魔王の身体でござる。そして、フェアリーちゃんは、男魔王の第五形態なんでござるよ。中身は拙者を模したAIを積んでござる。どうでござる?可愛いでござろう?」


「……可愛いくはない。味方じゃなかったら、真っ先に撃ち落としてる。」


ギリギリと奥歯を噛み締めるアヴァロワーズ。

彼女にはもう後がない。


「……いいでしょう。では私もとっておきを出すとしましょう、……奥の手を。そう、レベル連動システムを!!!」


だが、ノヴェトは強気だった。


「はっ!!もう俺たちはレベル99でカンストしてんだぜ!?連動しようが、お前も99なら別に怖くないぜ!!」


「ふふふ。言っていませんでしたね。……実は、魔神族だけレベル上限99を超えられるのです!!」


「なっ!?なんだってーっ!?なんだそれ!!ズルいぞ!!反則だろ!!」


「……では、レベル連動システム起動。…………連続レベルアップ。」


しかし、何も起こらない。


困惑するノヴェトは、アヴァロワーズに問いかける。


「……オイ。」


「なんです?」


「これ、なにか音鳴ったりするのか?」


「しますね。ファンファーレが。」


「……で?」


「で?とは?」


「何も起こらないんだが?」


「もうちょっと待って下さい。ロード中かもしれません。」


「……いや、もうそこそこ時間経ってるが。」


アヴァロワーズは少し考える。


「……はっ!?さては魔王!!貴方、また何かしましたね!?」


「はて……?拙者は、みんなのレベルをカンストさせただけでござるよ?」


「……いや、でも……。」


アヴァロワーズは、急いで自分のステータスウィンドウを開く。

そして、ステータスを確認した。


「レベル上限99……。なぜだっ!?アップデートで変わっているはずですよ!?一体どうして……っ!?」


「ああ、そっちの方?そっちは、随分前に直しておいたでござるよー。」


「な!?」


「ダメでござるよ?絶対に勝てないボスキャラなんて、ゲームにならないでござる。まぁ、レベル関連は、拙者にもいじれる部分で助かったでござるな。とにかく、そういうズルはダメでござる。」


「くぅ……。そうですか、なるほど。いいでしょう。……では、これが正真正銘の最後です!!奥の手の、更に奥の奥!!もう全部ぶっ壊して、終わりにしてあげます!!!」


「……いや、まだあんのかよ……。」


ノヴェトはうんざりしている。


「もう後悔しても遅いのです!!…………『巨神化』オン!!!」


アヴァロワーズの身体に、ビリビリと振動が走る。

そして、見る間に巨大化していく。

それは凄まじいスピードで、数十メートルまで巨大化した。


巨大化したアヴァロワーズの声が響く。


「さぁ、これが労働巨神王アヴァロワーズの姿です。……これならもうレベルは関係ありませんよ?さぁどうします?」


「なんでみんな、すぐ巨大化したがるのよ……。」


ノヴェトはさらにうんざりした。

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