前のエピソード――第34話いつもの少年

本稿は、『少年勇者はおねーちゃんの夢を見るか？』の登場人物のまとめです。

キャラ一覧の『登場人物の一覧』と、ふわっと説明の『登場人物の概要』で構成されております。基本的には、本稿を読まなくても本編に支障はありません。

なお、第1章（第1話〜第18話）と第2章（第19話〜第34話）までの内容を網羅しております。ネタバレを含みますので、第1〜2章を未読の方はご遠慮下さい。第1〜2章を既読で、これから第3章以降を読む方は、参考資料としてお使い下さい。

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1. 登場人物の一覧

1-1. 魔王領

魔王の収める領地。多種多様な人種が集まっている。現在ニート天国。

1-1-1. 魔王領-ノヴェトさん家

・少年勇者カゲチヨ：主人公1。10歳の男の子。おねーさんに弄ばれる。

・初代勇者ノヴェト：主人公2。おっぱいに固執する大人。外見女で中身男。

・エミリー：ノヴェト宅のメイド魔法人形（オートマトン）。セルフ魔改造のカゲチヨ信者。

1-1-2. 魔王領-魔王軍

・女魔王：魔王領の統治者で、知的な魔族の王。外見女で中身男。

・首刈りのジルダ：幹部の魔族女性。理知眼鏡。クーデレ系脳筋。

・殺戮のジーナ：幹部の魔族女性。挑発薄着。夢見る乙女系脳筋。

・死神のロレッタ：幹部の魔族両性。蛇、ボクっ娘。捕食者系脳筋。

・串刺しのロザリー：幹部のエルフ女性。しっとりヤンデレ系脳筋。

・墓標のリゼット：幹部のエルフ女性。トリックスター系脳筋。

・『アラガウモノ』コウガ・コジロウ：幹部の作戦参謀。厨二病系脳筋。

・オーガ：幹部のオーガ男性。寡黙。普通の脳筋。

・魔王城ビルの魔法人形（オートマトン）たち：メイド兼警備兵。軍用に改造済み。

1-1-3. 魔王領-その他

・第二勇者リンリン：ノヴェトの友人。紳士的な変態。外見女で中身男。

・第四勇者＆第五勇者：モブ。外見女で中身男。（概要なし）

1-1-4. 魔王領-大規模アップデート関連（第2章より）

・人形遊びのアスター：巨人になった聖女アスター。男漁りがしたい。

・魔宮管理人シヴァデュナート：破壊神の影。笑顔で毒を盛りたい。

・変態覆面男：モブ。上半身裸に覆面の男プレイヤー。（概要なし）

・ゼンラー・ニナール：モブ。自己啓発本「まずは行動！！」著者。（概要なし）

1-2. 女神領

女神が収める領地。人種に排他的な人族が占めるが、縮小傾向。

1-2-1. 女神領-女神と勇者

・女神アシュノメー：女神領の最高神。堕落系最強魔女。カゲチヨにご執心。

・少女勇者アキラ：11歳の女の子。自称『カゲチヨのおねーちゃん』。超強い。

・第三勇者ハンゾウ：女神崇拝の忍者擬（もど）き。ノヴェトと対立。外見女で中身男。

1-2-2. 女神領-貴族

・メルトナ姫：女神兵団総大将・ダネト家当主。声小さい。ノヴェトに執心。

・ミシュ：女神兵団騎士長。姫の従者1。剣術と家事の達人。姫が好き過ぎる。

・スアリ：女神兵団警備大隊長。姫の従者2。ゴーレム使いの傀儡師。

・リファル：ダネト家元当主。メルトナの実父。地味にあたおか。

1-2-3. 女神領-女神兵団

・女神兵団・第二警護隊：モブ。女神に振り回される可哀想な人々。

・女神兵団・精鋭部隊：モブ。女神兵団72神将が数人。

・信者：モブ。（概要なし）

1-3. 冥界（第2章より）

ゲームの死者の国（ヘルヘイム）と融合してしまった。

1-3-1. 冥界-冥府の秘湯

・破壊神シュノリン：グラマラスおばあちゃん。破壊衝動が抑えられない。

・結界師ロミタン：シュノリンの側役。一見教養人に見えてゴリゴリに利己的。

・元破壊神シヴァデュナート：心が折れたNPCボス。現在はシュノリンの椅子。

・死者たち：モブ。（概要なし）

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2. 登場人物の概要

2-1. 魔王領

2-1-1. 魔王領-ノヴェトさん家

2-1-1-1. 少年勇者カゲチヨ：主人公

第六勇者。10歳の男の子。気弱だが真面目。理屈っぽい時もあるが、年齢以上の素直さも。女神から初代勇者と魔王の抹殺を命じられるが、素直過ぎて秒で懐柔された。なお、女神によって生来の異能力『天才』を奪われ、知性は低下傾向にある。

能力

・異能力『美尻』：おケツが輝く。素敵過ぎて、年上女性を隷属させてしまう。

魔onアバター

・犬少年『狂信者（ファナティック）』：魔導書

2-1-1-2. 初代勇者ノヴェト：もう一人の主人公

見た目20代のグラマラスな金髪おねーさんだが、中身はアラサー男性。魔道器により、常時女性に変身している。男の時の名前はジンノスケ。魔王と意気投合、女神を裏切り、ニートの楽園を作る。なお、女神にフラれ、逆恨みしている。

能力

・戦闘能力『柔拳法』：拳と受け流し主体。ナックルガードを装備。

・異能力『鈍感力』：あらゆる物理攻撃を無効化。精神攻撃には効果なし。

魔onアバター

・ダークエルフ娘『異端審問官（インクイジター）（聖騎士（パラディン）＋拷問官（トーメンター））』：片手剣＋盾

・猫娘『死霊使い（ネクロマンサー）』：槍

2-1-1-3. エミリー：セルフ魔改造のカゲチヨ信者

ノヴェト宅のメイドである魔法人形（オートマトン）。カゲチヨ愛が強過ぎて、自身を魔改造してしまった。八本足のクモ型に変形可能。実は、中身のワイヤーの塊が本体で、首は飾り。スキル『技職人（レスラー）』がインストール済みで、極め技が得意。

技

・コブラツイスト

・ロメロ・スペシャル

2-1-2. 魔王領-魔王軍

2-1-2-1. 女魔王：知的なオタク王

見た目は地味系オタおねーさんだが、中身は1万歳以上のゴツい3m級オッサン。魔onアバターはさらにデカい。魔道器で常時変身している。本名レッカーベイン。真面目で常識人だが、近視眼的で割と血迷いがち。「ござる」が口癖。ノヴェトと仲がいい。魔王領を治める王だが、威厳は全くない。

技

・魔王拳法『生者必滅・超魔王竜巻脚』：華麗な連続回し蹴り。

魔onアバター

・魔族男『大魔王』：鋼の肉体

2-1-2-2. 首刈りのジルダ：クーデレ系脳筋

魔王軍幹部の魔族女性。双子でジーナの姉。理知的で眼鏡をかけている。クールな印象に見えるが、承認欲求が強く、割とノせられやすい。普段はきちっとした格好をしているが、本当はフリフリの可愛い格好が好き。

魔onアバター

・魔族娘『不明』：太刀

2-1-2-3. 殺戮のジーナ：夢見る乙女系脳筋

魔王軍幹部の魔族女性。双子でジルダの妹。薄着で挑発的な格好を好む。格好とは裏腹に、幸せな結婚に憧れる乙女。理想の相手は、クマさんのような王子様。

魔onアバター

・魔族娘『不明』：大槌

2-1-2-4. 死神のロレッタ：捕食者系脳筋

魔王軍幹部の魔族女性。ラミアやメデューサ系の蛇の因子を持っており、両性具有。神出鬼没の暗殺者で、人の話を聞かないタイプ。ボクっ娘。

魔onアバター

・魔族娘『不明』：大鎌

2-1-2-5. 串刺しのロザリー：しっとりヤンデレ系脳筋

魔王軍幹部のエルフ女性。しっとり優しいおねーさん。隠れヤンデレで、割と近視眼的。普段は一歩引いているが、自身の距離感に自信がないのでそうしている。大抵、距離感を見誤ってゴリゴリいってしまう。

魔onアバター

・エルフ娘『不明』：短弓

・兎娘『侍』：太刀

2-1-2-6. 墓標のリゼット：トリックスター系脳筋

魔王軍幹部のエルフ女性。エルフの洗練された見た目に反して、ノリノリで軽いおねーさん。割と雑。恥じらいとは縁遠く、ロールプレイに余念がない。歌と踊りが大好き。人の話を全く聞かない。静かな時は、ほぼ間食している。

魔onアバター

・エルフ娘『不明』：強弓

・猫娘『巫女』：鏡

2-1-2-7. 『アラガウモノ』コウガ・コジロウ：厨二病系脳筋

魔王軍幹部の作戦参謀。30代のハーフリング男性。魔王軍随一の大魔道士。ネトゲで厨二病を発病、現在は忍者・侍のハイブリッドクラス『アラガウモノ』として活動。同時に名前も変更済み。現実の使用武器は小刀と忍術という名の魔法。

能力

・才能『以下省略』：連続詠唱時、同魔法の二度目以降の詠唱を不要にする。

魔法

・闇『隠遁・影隠れの術 / オゥラクワー・セルエトー』：存在希釈。

・火『火遁・炎蛇の術 / フレデ・セェダマルテ・ディマー』：火柱。

・光『光遁・悪鬼昇天の術 / エステヴェ・ロウサ・ネンガロウーサ』：レーザー。

結界術

・結界『影よ』：初級結界術。影を媒体に、自身の複製を作る。

魔onアバター

・ハーフリング男『不明』：魔法

・魔族男『抗う者（アラガウモノ）（侍＋忍者）』：太刀＋忍術

2-1-2-8. オーガ：空気系脳筋

魔王軍幹部のオーガ男性。年齢不明。寡黙で喋っているところを、ほとんどの人が見たことがない。純粋な物理戦闘力は魔王も凌ぐらしい。なお、本名は長い上に発音しにくいので、誰も名前では呼んでくれない。

2-1-2-9. 魔王城ビルの魔法人形（オートマトン）たち：メイド兼警備兵

魔王城という名のビルを守護するメイドたち。ノーマル機能を残しつつ、贅沢に全身をフルカスタムしている。主に、スピードとパワーは圧倒的で、正拳突きでコンクリートに穴を開けられるレベル。複数の銃火器を内蔵しており、更にオプションで外装パーツを追加できる。なお、入口にいるコンシェルジュは、服装は違うが同じ装備。

2-1-3. 魔王領-その他

2-1-3-1. 第二勇者リンリン：ノヴェトの友人

見た目おねーさんで中身男。「ッス」が口癖。ノヴェトに懐柔され、あっさり女神を裏切る。基本的には正常寄りの人物だが、時より独特の変態性が垣間見える。劇中は敬語で、ノヴェトの舎弟っぽい雰囲気だが、明確な上下関係はない。基本的に、人間関係は勝手に下に潜るタイプ。本名・能力は不明。

魔onアバター

・猫幼女『拷問官（トーメンター）』：大盾＋戦鎚

2-1-4. 魔王領-大規模アップデート関連

2-1-4-1. 人形遊びのアスター：巨神兵

妙齢の女性。『聖女アスター』として、魔on大規模アップデートで実装されたNPC。自身を封印に換えて、破壊神を封印していた。だが、冥界を巻き込んだ騒動により巨人アスターとなる。破壊神は封印できたものの、結局巨人から戻れなかった。街の男たちを誘拐監禁したことで、『人形遊び』の二つ名を与えられてしまった。

2-1-4-2. 魔宮管理人シヴァデュナート：毒盛り職人の朝は早い

銀髪の謎の男。破壊神と同じ名を持つ魔宮管理人。実は森の魔宮は、本殿の影であり、破壊神へ生贄を捧げる罠だった。そのため、笑顔でバンバン毒殺しまくっていた。だが、冥界の騒動の時に魔宮は消滅。一応、影設定だったせいか、その時に消滅したっぽい。

2-2. 女神領

2-2-1. 女神領-女神と勇者

2-2-1-1. 女神アシュノメー：堕落系最強魔女

勇者召喚機能を有する『女神神殿』の守護者。年齢不詳の美女。勇者を召喚し、魔王を討ち滅ぼそうと画策するが、ずっと成功していない。その正体は『原初の魔女』と呼ばれる危険人物。すべての魔法に精通すると言われており、早口による高速詠唱が得意。ただし、めんどくさがり。ボンキュッボンで良い匂いがするらしい。

能力

・才能『魔法全知』：この世のすべての魔法を熟知している。（暗記は得意）

・才能『神速詠唱』：すべての魔法をすばやく詠唱できる。（ただの早口）

・才能『魔力支配』：すべての魔法ダメージを軽減する。（魔法には鈍感）

魔法

・火『フレデ・デヴェレト』：大火球。

・火『フレデ・アーギャセフト』：爆炎。

・火『不明』：爆炎の蛇を召喚。単発攻撃。

・火『不明』：爆炎の龍を召喚。複数攻撃が可能。

・闇『不明』：闇シールド。光属性魔法を無効化。

・光『不明』：熟練格闘家の技術をコピーする良効果（バフ）を付与。

2-2-1-2. 少女勇者アキラ：自称『カゲチヨのおねーちゃん』

第七勇者。11歳の少女。見た目がボーイッシュで、男の子に間違われやすい。口が悪く、人の話を聞かない。女神神殿でのいざこざ以降、カゲチヨのおねーちゃんを自称し、執着する。常識は持ち合わせていない。現在は女神神殿で居候中。登場時は主語「俺」だが、おねーちゃん化してから主語が「私」に変わった。

能力

・戦闘能力『勇者流拳法』：我流の格ゲー拳法。

・異能力『相対上位』：相手の力や速度を、二割増しでコピーする。

技

・勇者流拳法『雷撃昇天拳』：地上溜めからの、対空迎撃技。

・勇者流拳法『雷光落とし』：空中から、相手を地面に叩きつける技。

・勇者流拳法『天地ドッカンドッカン』：相手の足を掴み、何度も叩きつける技。

魔onアバター

・犬少女『狂戦士（バーサーカー）』：両手剣

2-2-1-3. 第三勇者ハンゾウ：女神の下僕

見た目おねーさんで中身男。本名、田中ポチ。忍者に憧れており、隠密行動は得意。ただし、頭は悪い。一度は女神を裏切ったが、女神に痛ぶられてから何かに目覚めた。現在は、立場的にノヴェト達とは対立している。

能力

・異能力『透明化』：ステルス能力。『漆黒の翼（ダークネス・シャドウ）』と勝手に改名している。

2-2-2. 女神領-貴族

2-2-2-1. メルトナ姫：声小さい系ヒロイン

人族の17歳女性。気が弱く、声が小さい。血が苦手。胸が控えめ。実は女神兵団の総大将で、ダネト家現当主。父親が隠居したために、早々と跡を継ぐことになった。バカ親の思いつきで、多感な時期にノヴェトの許嫁にされる。だが、条件を満たしていなかったために、知らない間に無かったことになっていた。とんでもない運動音痴で、戦闘能力はカゲチヨ以下。武器は危ないので装備していない。

魔onアバター

・エルフ娘『不明』：不明

2-2-2-2. ミシュ：姫の代弁者1

人族の17歳女性。女神兵団の騎士長。兼、メルトナの従者。剣術と、すべての家事をこなす。多くの場合、メルトナの言葉を代弁する係。ただし、姫のことを敬愛し過ぎて、感情的になりやすいという欠点がある。そのため、姫に対して不遜なノヴェトを敵対視している。使用武器はレイピア。

魔onアバター

・人族娘『不明』：不明

2-2-2-3. スアリ：姫の代弁者2

人族の17歳女性。女神兵団の警備大隊長。兼、メルトナの従者。傀儡師であり、ダネト家秘蔵のゴーレムを巧みに操る。ミシュと同様に、メルトナを敬愛している。使用武器は特になし。複数のゴーレムを使役できるが、一番強力なのは、ダネト家秘蔵エルゴイッッツォ（体長3m）。

魔onアバター

・ハーフリング娘『不明』：不明

2-2-2-4. リファル：ダネト元家当主のあたおか

ダネト家元当主。隠居済み。実の娘を本当に谷に突き落とす鬼畜親父。自身の運動音痴を顧みず、運動不足で膝にきて隠居した。娘の運動音痴は、完全に親譲り。

2-2-3. 女神領-女神兵団

2-2-3-1. 第二警備隊

女神神殿を警護する面々。毎日、女神に振り回されて、あわあわしてる。

2-2-3-2. 精鋭部隊

女神兵団72神将である「空前のジョビモンコフー」「絶倒のジョモロウ」「驚愕のペルテペル」らがいる。たぶん、二度と登場しないだろう。

2-3. 冥界

2-3-1. 冥界-冥府の秘湯

2-3-1-1. 破壊神シュノリン：破壊の権化系あたおかヒロイン

破壊衝動の権化で、魔王の実祖母。恐れた魔王によって、冥界に封じ込められる。だが、大規模アップデートに伴う異界化騒動で、体内の魔力炉が暴走。現世に復活し破壊しまくった。当初、小さいおばあちゃんだったが、魔力炉の影響で若返る。若い男を獲物か生贄としか見ていない。

2-3-1-2. 結界師ロミタン：ロリババア系ヒロイン

長年、シュノリンの側役を務める。結界においては右に出るものはいない。結界術には影を用いる。一見常識人のように見えるが、なかなかに利己的な人物。冥界を勝手に作り替えまくった。『ロミタンたん』と呼ばれたいが、誰も呼んでくれない。

結界術

・結界『影ちゃんズ』：複数のコピーを作る。コピー元は選べる。

・結界『不明』：閉じられた空間を無限ループさせる。

・結界『暗黒（あんこく）漆黒（しっこく）真っ黒（まっくろ）腹黒（はらぐろ）大明神（だいみょうじん）』：影ちゃんズ総出で、闇の包囲結界。

・結界『黒歪（くろひず）み湾曲光線返し』：影の結界で攻撃を逸らす。方向は制御不可。

2-3-1-3. 元破壊神シヴァデュナート：挫折系ラスボス

魔on大規模アップデートで追加された最終ボスキャラクター。筋肉質の青白い肌に、複腕の破壊神。だが、数々の不具合に見舞われ、正常に実装されなかった。魔王にロボとして改造されたものの、大して活躍もせず。終いには、シュノリンに目をつけられ、地獄を見る。すでに心折れた。現在はシュノリンの椅子として、第二の人生を送っている。