暉の国には古来より魑魅魍魎なるものが跋扈している。
伏魔殿に閉じ込められたはずの彼らは今でも各地に影響を及ぼし、その地を治める五つの一族は日々それらが起こす怪異に困り果てていた。
主人公の無明は五つの一族のひとつである金虎の第四公子で、幼い頃より痴れ者を演じている。
顔を仮面で覆い、本当の自分を隠し続けていた無明。
しかしある日を堺に彼の数奇な運命は幕を開ける――。
壮大な世界観と魅力的な登場人物によって紡がれる中華ファンタジーです。
綿密に練られたストーリーのなかで主人公無明の性格が光っています。
繊細な情景や登場人物の心情の変化などの描写には目を見張るものがありました。
無明の健気な性格やその他の魅力的な登場人物に、これからも彼らの旅路を見守り続けていきたいな、という気持ちにさせられました!
五つの一族が守護する、魑魅魍魎が跋扈する暉の国を舞台とした、壮大な中華ファンタジーです。
古代中国を彷彿とさせる風景描写も素晴らしいですが、仙侠小説というジャンルの術士たちと魔物の迫力あるバトルシーンは、その描写の巧みさが際立ち、まるで目に見えるかのよう。また、長い時の流れの中で絡み合う男たちの【愛】の謎とその行方からも目が離せません。いくつかの番外編も同時連載中ですので、それらもいっしょに読み進めていけば、作者様の作り上げた壮大で繊細な世界観を楽しめることでしょう。
暉の国の平和も男たちの【愛】も、どこへと流れ、そしてどこへと落ち着くのか……。完結すれば、レビューを書き足したいと思います。
3-22(レビュー時点での最新話)まで読んで、レビューを書いてます☆
主人公の無明は、高い霊力を持った少年。無明が高い霊力を持っているのには、何か理由があるようです。そして、その理由のせいで事件に巻き込まれがち。
そんな不思議な境遇の無明を気にかけ、何故か助けてくれる白笶公子。白笶公子は、無明の知らない何かを知っている様子なのですが……
主人公の無明が、可憐で可愛いです♪
強いんですけど、何故か守ってあげたくなるタイプ!
そんな無明を近くでずっと見守っている白笶にも、すっごくキュンキュンしました。
人間関係だけでなく、妖退治や次第に謎が解けていく展開があるのも、ワクワク出来て、読みごたえがあります☆
これから、無明と白笶の関係がどうなっていくのか……すごーく気になります!!
BLやブロマンスがお好きな方におススメ♪