第67話 リモコン
この世の中のほとんどが
うまくいかないことばかりで出来ている
イライラして投げつけたリモコン
壊れ方すら腹立たしくて
もうこんな世界なんて滅びてしまえ
そんな呪詛の言葉を吐きつつ
それでもなんとか食らいついて
やっとのことで正しい姿勢を取り戻す
取れた電池のフタをはめて
もう一度仕切り直し
こんな世の中も悪くないなんて
いつか言ってみたいから
飛び出したリモコンの縁のゴム
見ないふりしてテーブルに置いた
何をしたって今日は始まる
明日もきっと続くのだから
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます