第50話 今を


窓に映りこむ走る電車の影

青色と灰色の空の合間

一瞬のきらめきは幻のようで

何度も瞬きを繰り返す

過ぎ去る夏の悲哀とか

汗に濡れた前髪とか

理屈じゃなくただ五感が

今という時を感じている

この瞬間の風景を

記憶の奥に焼き付ける

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