第48話 満月
ああなんて残酷な世界
至るところで血が流れ
尽きることなく涙は流れ
それでもなぜか人は
荒野の中で生きて
ほんのひとときの安らぎを
そっと胸にしまって
その思い出だけあれば
生きていけるんだなんて
心からの言葉を
まっすぐな目で見つめて
そんな滑稽ないのち
不器用で仕方がなくて
すがるように空を見上げたら
まあるいまあるい月が
きっと笑って見ているでしょう
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます