第27話 空


哀しいことがあっても

悔しいことがあっても

いつもいつも空はあった


泣きたいときも

わめき散らしたいときも

いつもいつも空を見上げた


雨の日も風の日も

青く晴れ渡った日も

様々な顔を見せながら

空はそこに存在していた

空だけを僕は信じた

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