第23話 花火


濃紺の夜に


咲いては散り咲いては散り


絶え間なく輝く夏の夜の花


見上げる僕は


いつしか空へと吸い込まれてしまいそう


鮮烈な音とともに


儚くも鮮やかなあの花びらの中へ

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