クボタさんの魔物図鑑 その128

No.151 コビトスギ

魔草類ラシキュウカ科


高さ 30〜37m


能力値

『力』0

『魔力』1200〜1700

『機動力』0


討伐依頼受諾可能最低ランク

なし


・自生地は※『モリコビト』と同じ……当たり前だがな。

・モリコビトを調べている最中にこの魔物の事も知った。


あのとことこ歩くカワイイ奴ら、モリコビトを生み出すのはこの木なのである。そう、これこそがアイツらの〝親〟なのだ。


コレは魔草類の魔物、コビトスギだ。

大きな大きなただの木であり、結構色々な場所で発見出来るらしい。


特徴と言えば高い魔力を有している事だが……その殆どはモリコビトのために使われるので他の目的に使用する事は出来ず、またアイツらが落下して歩き出すような時期にはほぼゼロとなっているので、興味のない人には全く覚えておく必要はない特徴なのである。


それと、このコビトスギが一度にモリコビトを実らせる数は約100〜200個とされている。それが一斉に落下する様は圧巻なんだそうだ。(色々な意味で)


まあコビトスギに蹴りを入れればすぐにでもそれを見る事が出来るのだが……未成熟なモリコビトは皮の強度も今一つであり、自然界で生き抜く事が出来なくなってしまうからやめてあげよう。


あとは……そう、コイツは名前にスギとはあるが、花粉は飛ばさない、(多分これもモリコビトを生成するのに忙しくて出来ない、とかアレな理由なのであろう)だから花粉症持ちの者でも安心して近付く事が出来るぞ。


あとは……もうないかな。

魔物とはいえやっぱりただの木だし、これ以上面白い特徴もなければこれ以上話せる事柄もないのだ。




注釈


※ モリコビト 『クボタさんの魔物図鑑 その127』にて紹介

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