クボタさんの魔物図鑑 その36
No.57 ドラゴンフライ
魔虫類キュウシカコウ科
体長95cm〜1.1m
体重2.7〜3.2kg
能力値(野生下での平均値)
『力』380前後
『魔力』185〜200
『機動力』985〜1000
討伐依頼受諾可能最低ランク
E
・ドロップ地方に生息。
・飛んでいる姿を見た事がある。速過ぎてはっきりと見たわけではないが。
これが※『ウォーター・ドラゴンフライ』の成長した姿だ。その証拠に名前からは『ウォーター』が没収されて空を飛ぶ事が可能になった。しかし、代償として和訳すればただのトンボとなってしまっている。
……冗談はさておき、コイツは『ドロップ地方のドラゴン』と呼ばれる程、この地域一帯ではそれなりに恐れられている魔物なのである。
数値を見れば分かると思うがドラゴンフライとは結構強い魔物なのだ。多分同じような体格、体重でコイツに勝てる魔虫類の魔物は滅多に存在しないと思われる。
事実、幼虫の時からずっと肉食性であるこの魔物は他の生物を餌とし、狙うのは自分よりも少し小さな魔物ばかりだが、その際罠を張るような狡猾な魔物以外でコイツが返り討ちに遭っている姿を見た者は殆どいない。
ちなみにコイツが自分よりも小さな魔物を狙う理由だが、『抵抗されても怪我をするリスクが少ないから』、『食べている最中に敵に襲われる確率の少ない丁度良いサイズだから』だと推測されている。
次は見た目等の特徴の説明だ。
コイツは水の中に住んでいた頃よりも更にドラゴンに近い存在へと進化している。尾、体色は勿論の事、ウォーター・ドラゴンフライから変態すると共に失われる発達した顎……なんとその部分には火炎袋に似た器官が生成されるのだ。
これによりコイツは炎を吐く事が出来るようになった。ただその威力はドラゴンとは比べ物にならない程……まあ要するに、大した威力ではないのだ。
それに、複眼のせいかその命中率は非常に低く、突っ立ってでもいなければほぼ当たる事はない。
注釈
※ ウォーター・ドラゴンフライ 『クボタさんの魔物図鑑 その35』にて紹介
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