第25話 漫湖殺人事件
血生臭い殺人事件とは一見無縁に思える、沖縄の美しい大自然。
――しかし、そこで三人は世にも怖ろしい陰惨な殺人事件に巻き込まれる。
「被害者の男性は、
朝立が事件の概要を説明する。
「オマ〇コの中で溺死ィ!? エロすぎる!!」
「めずらしい地名なだけですよ」
「こんなところでやめてよ、警部」
「…………オホン。だが
「警部、ごめいさつです。ここは
「干潟のここが何故オ〇ンコになる?」
「昔は湖でしたが埋め立ての影響ですね」
「ちょっと、そんなことどうでもいいし」
「先刻からオ〇ンコオマ〇コ言ってますが」
「何だ朝立
「ここは漫
「朝チン違う。めんどいなァ、もう」
「まァ、そんなこまかいことはいいだろう」
「犯人、わかったんだけど」
すると、唐突にエリカが何時もの決めゼリフを言う。
「奇遇だな、私もだ。お前はどうだ朝立?」
「僕もですよ。まるでめい探偵のように」
「君もか。何と言うかこう、ビビッと」
「……犯人は米
「何を言うか、めい誉棄損で訴えるぞ!!」
「白々しいぞ、この期に及んで」
「……何故オレが犯人だと言うんだ?」
「そんなのめい白だよ」
「ならば証
「……逆に訊きたいんだけど、まさかアンタには見えないわけ? そこら中にある、被害者のダイイングメッセージが」
「オカルトだそんなの。証拠になるか!!」
「メタ推理でも言い逃れはできないよ」
「コペルニクス的転回だな」
「そんなのオレは納得しないぞ!!」
「年貢の納めどきだよ」
「いや正にコロンブスの卵だな」
「畜生、頭にきた。おこったぞ!!」
「何が怒ったぞよ。メソメソ泣いちゃって」
「うるせーうるせーころしてやる!!」
米尾が懐からおもむろに刃物を取り出す。
そこを工口が
手錠をかけ現こう犯で御用となった。
こうして事件は一件落着。今回も難事件であった。ふぅ。
「よォし、事件も無事解決したことだし、美しい漫湖で写生大会と洒落こもうではないか皆の衆!!」
※スマホで読んでもし意味がとおらない場合は、文字の大きさを小に変えて読んでみてください。きっとアナタにも大宇宙の意志が聞こえることでしょう。
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