第16話 バレンタインチョコ殺人事件
2月15日未明、若手イケメン俳優の
前日の14日はバレンタインデーで、大賀はそこで貰ったチョコを食べて殺されたのだろうと
「警部、大変です!」
そこへ
「どうした朝立?」
「犯人が大賀に毒入りチョコレートを贈ったと自首してきました」
「よし! それじゃあこれからおっパブにでも行くか!」
「ところがそうは問屋が卸しません。何と犯人が三人同時に名乗り出たのです!」
🍫 🍫 🍫
捜査本部には三人の容疑者が集められている。
「右から
「晋君は私のチョコを食べて死んだのよ!」
「うるさいブス! 私のよ!」
「デブは黙ってろよ、絶対あたしのチョコよ!」
朝立が工口に紹介している間も、三人の女たちはお互いの髪を掴んで罵り合っている。
「……うーん、困った。折角一千万人から三人にまで絞れたのに、全員が自分がやったと言われると誰が犯人かわからんじゃないか。ちなみに大賀にはどんなチョコを渡したんだ?」
「土手下はチョコケーキ、若女は高級チョコレート詰め合わせ、盛満はチョココロネだったそうです」
「……うーん、マネージャーの証言では本当は甘いものが苦手だったらしいのに、大賀は何故チョコを食べたのか?」
「犯人、わかったんだけど」
そこへギャル探偵・
「エリカちゃん、どうしてここに?」
「遅くなったけど二人にバレンタインチョコだよ」
エリカはそう言って二人におっぱいチョコを手渡した。
「エリカちゃん大好き♡」
「……それはそうと、大賀は盛満のチョコを食べて死んだんだよ」
「その心は?」
「甘いものが苦手な大賀はどのチョコも食べなかった。大賀は盛満さんのチョココロネをオナホールとして使ったんだ」
「何だって!?」
「大賀はチンポをコロネの穴にズポズポして、粘膜から毒を取り込んだ。異変を感じた大賀は慌ててチンポを洗い、チョココロネを食べて自殺したんだ。まさかスターがコロネにチンポを入れて死んだなんて恥ずかしすぎるからね」
「……なるほど。コロ穴確定!」
こうして事件は一件落着。今回も難事件であった。ふぅ。
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