111.えっちなお姉ちゃんは好きですか?~ば、馬鹿なっ……!?~
いつもありがとうございます。
えち警報!えち警報発令です!
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「ちゅっ……はぁっ……」
「んんっ、ちゅっ……ハァっ……ちゅっ、ちゅるっ……」
強く抱き合い、唇での触れ合いを再び深くしていきながら僕らはベッドの側までたどり着く。
「んぅっ……! んっ、んんっ……れろっ、ちゅっ……んむぅっ……!」
瞳を閉じ頬を紅潮させながら、マリアナさんは必死に僕の動きに応え、またマリアナさんからも求めるようにして……舌が両者の間を行き来して水気を含んだ音をたてる。
僕はチラッと目を開けて場所を確認してから、共にベッドの端に腰掛けるようにマリアナさんを導いた。
「んっ……んちゅっ、ぁんっ……ぁっ……」
ぽすっと軽い音を立てて腰を下ろしたのを見届けて、キスを続けながらマリアナさんの制服のリボンに手をかける。
「んんっ、ちゅ……ちゅっ……はぁっ……んっ……」
マリアナさんの瞳が開かれ恥ずかしそうな視線が向けられるが、嫌がる様子はなく受け入れてくれていた。
そしてそのまま、僕の制服も脱がしてくれるようで手が伸びてきた。
「んっ……くすっ……」
「ちゅっ……ちゅ、んっ……ふふっ……んちゅっ……」
まるで離れたら負けとでもいうようにお互いに口で繋がり続けたまま、上着……ブラウス……そしてスカートと順番に脱がせあっていくと……。
片や刺繍が綺麗な純白の、片や大人っぽい薄水色の……お互いを隠すものはブラとショーツだけになった。
「んんっ……!」
「んむぅぅっ……!? ちゅぅっ、はぁっ……んんぅっ……! ちゅぱっ……ぁっ…………」
下着姿になったところで、僕は一度マリアナさんの滑らかな手触りの腰を引き寄せ繋がりを深くしてから……そっと、優しく……その肢体をベッドの上に押し倒した。
「はぁっ……んくっ……」
「はぁっ……はぁ、んっ……」
……とても、綺麗だ。
横たえたマリアナさんの姿を視界に収めながら、僕は無意識にゴクリと生唾を飲み込んでいた。
シーツに広がった空色の長い髪、僕を見上げてくる潤んだ瞳、紅潮している美しくも可愛らしいお顔、頬と同じくらい赤く染まっている少し尖った耳、熱い吐息をもらす艶やかな唇は唾液で光っていて、滑らかなラインを描くうなじから鎖骨までの肌は健康的な白さが眩しい。
そして寝転がっているのにも関わらずさほど形が変わらない、ブラから零れ落ちそうという言葉以上の大きな大きなお胸……そこからキュッと引き締まった艶めかしい腰、可愛らしいおへそ、ショーツに隠されたVライン、閉じられた柔らかそうな太もも……女性ならではの美をすべて体現している姿。
それがいま、僕の目の前にある……。
「マリアナさん……とても、とても綺麗ですよ……」
「ぁぅ……ユエくん、そんな、はずかしいよぉ……」
「こんなに素敵なのに、何も恥ずかしがることはありません」
握った片手を口元に持っていって隠すように恥じらっているマリアナさんは、僕からすると余計に可愛さしさが増して、今すぐにでも触れたくなってきてしまう。
「う、嬉しいけどぉ……ふふっ、なんだか想像してた光景とはちょっと違ったかなぁ……?」
僕の愛しさ全開の視線を受けてひとしきり恥ずかしがっていたマリアナさんは、ふとそう言って微笑みをこぼした。
「想像してた光景、ですか……?」
「うん……。いつかは私も、こういうことをするんだろうなぁって思っていたし、それがユエくんであることを夢見てたけど……ふふっ、この光景だけ見ると、目の前に居るのはこんなに綺麗な女の子なんだもの。さすがにこれは想像してたのとは違うでしょう?」
「うぐっ……な、なるほど、そういうことですか……。ただ僕だって……僕だって今の状態は不本意なのですよ……?」
そりゃ好きだった男の子が女の子になってるなんて想像はつかないだろうけどさ……。
「中身はちゃんと男なのですから……こんな姿になっても、僕は僕のつもりです」
「ふふっ、そうね……さっきからユエくん、んっ……目が男の子みたいにとってもえっちだもの……」
みたいにって……このお姉ちゃんはっ……!
「……目だけじゃないですってば」
「ぁんっ……!? んんっ……ひゃっ、ぁんっ……ゆえ、くんっ……が、さわって……るぅっ……くぅんっ……!」
「わぁっ……」
また余計なことを言い出したマリアナさんを黙らせるために、僕は優しくそのお胸に触れた、のだけれど……。
手のひらに余りありすぎる大きさと、力を入れていないにも関わらず指が沈み込んで包み込まれるような柔らかさに……僕は思わず驚きの声を上げてしまった。
「んんぅっ!? ぁぁんっ、ぁんっ、んっ……! ゆえ、くぅんっ……さ、さわりかた、がぁっ……! えっちすぎるよぉっ……ひゃぅぅんっ……!?」
瞳の潤みと頬の赤みを強くし、大きく口を開けて反応を返してくれるマリアナさんを尻目に……僕はその魅惑の柔らかさに夢中になった。
「あぁんっ、ぁっ、ぁんっ……はぁっ、くぅぅっ……! ひゃっ、ぁんっ……!」
上から、横から、下から、両側から……触れる度に簡単に大きく形を変え、それでいてまた元の形に戻ろうと指を押し返してくる感覚がたまらない。
「ぁんっ、はぁっ……! ゆ、ゆえくんっ……ま、まってぇっ……! ぁぁっ、ぁっ……ぁんっ……! ひゃっ……!? ああぁんっ、ぁんっ……!」
この素晴らしいものを全て堪能するためには、邪魔な布があった。
僕はそれ……ブラを手早く取り去り、頂点の可愛らしい果実が顕になったことでより魅力を増したそれに、再び触れていく。
「ぅぁっ、あぁぁんっ、ぁんっ、んぅぅっ!? そ、そんなちょくせつっ……ま、まって……ぁっ、ぁぁっ、んっ、んんぅっ……!?」
より多くの柔肌が僕の指に吸い付いて離さない感覚に陥りながら、僕はついに頂点にある桜色の果実に触れ――――。
「まって、ぁんっ、はぁんっ、んんぅぅぅっ! まっ、まって……ぁっ……だめダメッ――――くうぅぅぅぅーーーーっ!!」
――る前に、マリアナさんの背が急速に反っていき、そのまま……ビクビクと身体を震わせて脱力してしまった。
あ、あれ……まさか今のだけで……達してしまった?
「はぁはぁっ……んっ……ぁぁっ…………ぅぅっ、――ちゃっ、たぁ……」
僕の方をトロケた瞳で恥ずかしそうに見つめながら大きく息をするのに合わせて、まだ頂点に触れられていないお胸が大きく上下して揺れていた。
「……どうですか……? 痛いとか、なかったですか……?」
「はぁっ……ぅ、ぅんっ……すごい……気持ちよかったの……。ご、ごめんね……ホントはね、私の前にいてくれるのはユエくんだって……ちゃんと分かってるから……分かってるからこそ、こんなにすぐに……ぅぅっ……」
そんなとても嬉しいことを口にしたマリアナさんは、今度は両手で顔を覆ってしまった。
あ……マリアナさんのこの仕草、本当に恥ずかしいときのやつですね。
どうやら素直になってくれたらしい。
「そんなに……良かったですか?」
「うん……想像してたよりも、ずっと……現実のユエくんのほうが……すごかったよ……」
「……想像してたよりも?」
指の隙間から僕の方をうっとりとトロケた瞳で見ながら言われたことに、僕はちょっとした悪戯心が湧いてきてしまった。
つまり……このお姉ちゃんときたら、想像の僕でそういうことを経験済みということですか。
「どんな僕を想像をしてたんですか……?」
「そ、それはっ……ぅぅっ……想像してたユエくんも……私のお胸を触ってくれて……」
「……こうですか?」
「ひゃぁんっ……!? そ、そうっ……その手ぇ、優しくてっ……すきぃっ……! ぁん、ぁぁんっ……!」
「……それで?」
「ぁんっ、んぅぅっ……! ゆ、ゆえくんは……さ、さきっぽも……」
僕は言われるままに、先程は触れることがなかった桜色の果実をつまみ、さらに指でこすりあげた。
「くぅぅぅんっ、あぁぁんっ……!?」
途端にビクビクと身体を震わせたマリアナさんは、部屋中に響き渡るような大きな嬌声を上げて背筋を反らす。
「はぁぁんっ、ぁんっ、そっ……そんな両方いっしょになんてっ……!? ぁっ、ぁぁっ、ぁぁんっ……!」
「……ちゅっ、ぺろぉっ……ちゅぷっ……どうですか……? 想像の僕は、こんなこともしてましたか……?」
「ぁぁぁっ!? し、舌ぁっ……ぺろぺろってっ……ぁっ、イイッ……! ぁんっ……! す、すごいよぉっ……ゆえくぅぅんっ……! ああぁん、んくぅっ、ぁっ、ぁぁっ……んんぅぅぅぅーーーーーっ!!」
両方同時に指でいじり、言われる前に舌で転がし……としていると、どうやら想像以上というのは本当のようで、またあっという間に背筋がピンと弧を描きビクビクと先程よりも大きく体を震わせて……マリアナさんの女の子の香りが強くなった。
「かわいいですよ……マリアナさん……」
「はぁっ……はぁ……んっ、んくっ……」
とても乱れた様子で僕の行為を……快感を受け入れているマリアナさんの様子を見ていると、男としてもとても満たされていく気がした。
「はぁーっ……ぁっ……はぁっ……ぁっ……!?」
しかし、絶頂の余韻で瞳をトロケさせて息を整えていたマリアナさんが――
「……この手はなんでしょうか、お姉ちゃん……?」
――無意識なのか……膝をこすり合わせながら、自分のショーツの方に手を持っていきそうになっていたところを、僕はばっちり捕獲していた。
「ぁっ……ぁぅっ……そ、そのっ……ユエくんがすごすぎてっ……せ、切なくなっちゃってぇ……」
「僕は現実に……貴女の目の前に居るんですよ? それはちょっと……寂しいですよ……?」
「ご、ごめんなさい……ぅぅっ……」
やはり無意識だったのか、僕に捕まったマリアナさんは恥ずかしさ半分気まずさ半分と言った様子で、また顔を覆ってしまった。
「くすっ……とっても感じやすいマリアナさんが、僕の手でそれだけ気持ちよくなってくれたということにしておきます」
「ぅぅっ、はずかしい……。その、ユエくんは……えっちな女の子はきらい……?」
――ドクンッ
「……自分の恋人がえっちでも、嫌がる男はいませんよ。むしろ……」
その質問は愚問でというやつですよ。
あと、その膝をこすり合わせながら目をそらして言う仕草はとても……とても、えっちで興奮します。
僕は衝動のままにマリアナさんの最後の砦であるショーツをササッと脱がせると、横たわる彼女に寄り添うようにして僕も横になった。
「ひゃっ……!?」
「えっちなことに正直なマリアナさんも大好きです。だから、これはご褒美ですよ……ちゅっ……」
「んっ……ちゅっ、ちゅっ……んんんんぅぅぅっ!?」
驚いたマリアナさんの口を優しく塞いでから、僕は片手を伸ばし……湿り気を帯びたソコを優しく、そっと撫でた。
目を見開き僕の口の中に熱い嬌声を吐き出したマリアナさんは、反射的に膝に力を入れて僕の手を挟み込み止めるかのようにしたけど……むしろ僕の手はしっかりとソコに押し付けられてることになった。
「んぁぁぁっ、ぁんっ、ちゅっ、ちゅるぅっ、ちゅ、ちゅぅっ……! はぁっ、んぁぁっ、んちゅぅ……!」
強すぎる快感が全身を駆け巡り、それを耐えるかのように目を閉じ、意識をそらそうというのか積極的に舌が僕の口の中で暴れまわる。
そんな可愛らしく愛しい抵抗をされても、僕にとっては嬉しいだけで……次々と蜜を溢れさせるそこを丁寧に、何度も撫で続けた。
「ひゃっ、ひゃめっ……んくっ、ちゅるぅ、んぁぁっ……ぁっ、んんぅぅぅぅーーーーーっ!!」
「……いいですよ、もっと……気持ちよくなってください……」
また大きく身体を震えわせても……僕はすぐに愛しさを刷り込む行為を再開する。
「んぅぅっ!? んちゅっ、ぷはっ……! あぁんっ、ぁぁっ……! ゆっ、ゆえくんっ……! あぁぁんっ!? そんな、胸っ……までぇっ……! ユエくぅんっ……! ま、まってぇっ……ぁぁんっ……! わ、わたしいまっ……はぁんっ、ぁん、んくっ、ぁぁっ……ひゃぁぁぁぁぁーーーーーっ!!」
口も、お胸も、背中も、太ももも、あそこも……どこを触れても可愛らしい声を上げ反応を返してくれるマリアナさんを、僕は何度も何度も……上り詰めさせ続けるのだった……。
*****
「はぁぁんっ、ぁんっ、んぅーっ……! ユエくぅんっ……! いいっ……気持ちいいよぉっ……!」
……あれ……?
*****
「……んんぅぅぅぅーーーーーっ!! ……はぁっ……はぁ、んっ……ユエくん、もっとぉ……!」
……あれれー?
*****
「あぁんっ、んんっ、ぁぁっ、ひゃぁぁんっ……!」
「はぁっ……はぁっ……」
「やぁっ……! ゆ、ユエくんっ……止めないでぇっ……♡ ひゃっ、ひゃぁぁんっ!? そ、そうっ……! ソコぉっ……!」
……あ、あの……?
****
「ぜぇっ……はぁっ……んちゅっ!?」
「ちゅっ、ちゅぅぅっ……すきぃっ……♡ もっと……もっとしてぇっ……♡ ぁあんっ、んんぅっ……!」
「は、はい……」
ば、馬鹿なっ……!?
もう外が白みかけてるんだぞっ……!?
パーティーでの騒動、ダンスや諸々のあと……夕暮れ時に行為始まってから休みなしのイキっぱなしだというのにっ……!
このお姉ちゃんのHP(エッチポイント)は底なしかっ……!?
「くぅぅんっ、ぁぁんっ、そ、そこっ……もっとしてぇぇっ……! ちゅっ、んちゅぅぅっ!」
「んむぅっ……!?」
も、もうお互いに唇は口の周りごとフヤフヤにふやけてるし、こすり合わせるために動かした腰も痛いし、指だって何度攣ったか……。
初めてですよ、舌が攣るなんて経験は……大事なトコロも舐められるの大好きお姉ちゃんのようだし……。
あぁ……も、もうムリ――。
――い、いやっ!
男として、大好きな女の子を満足させずに終わるわけにはっ……!
「あぁんっ……♡」
ま、負けないもんっ!
*****
「ひゃああああぁぁぁぁぁぁっ、んうぅぅううううううーーーーーーーっ……!」
「ぜぇっ……ぜぇっ……はぁっ……はぁっ……」
…………ど、どうだっ……!?
「……………………すー……んっ……えへへ……ゆえくん……だいすきぃっ……すー…………すー……」
か……勝った……!
これまでで最大級のイキ様を披露したお姉ちゃんは……反らした身体をクタッとベッドに沈めてから起き上がることはなく……とうとう、意識を失うように寝息を立て始めた。
まごうことなき大往生である。
外は、もうすっかり明るいですよ……。
なんて、なんて恐ろしく……えっちなお姉ちゃんなのですか貴女は……。
クロが闇の女王なら、貴女は性の女王ですよ……。
何年も何年も、想いを貯め続けてくれていたのかもしれないけれど……。
「……はぁ~……」
今日が、休日でよかった……。
倒れるようにベッドに転がりながら、安らかで幸せそうな表情を見せるマリアナさんの頭を抱きよせて髪を撫でる。
「んっ……すー……ゆえくん……」
寝言をつぶやきながら胸の指輪を握りしめ、僕の胸に緩ませた頬をスリスリとさせる様子は、とても可愛らしくて愛しい。
「くすっ……僕は貴女の初めてを、良い思い出にできましたか……?」
そしてたくさんの幸せと疲労感を感じながら……僕もようやくの眠りにつくのだった。
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あとがき
ユエくん「か、勝った!第三章、完ッ!」(言ってないシリーズ)(もちろん続きます)
お読みいただき、ありがとうございます。
少しでも「性癖に刺さった(刺さりそう)」「おもしろかった」「続きはよ」と思っていただけたのでしたら、「フォロー」「レビュー評価」をよろしくお願いいたします。
皆様からいただく応援が筆者の励みと活力になります!
次回、「お姉ちゃんと朝チュン~この枕は非売品です~」
お姉ちゃん、朝チュン、枕……導き出される結論は――
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