第76話 爆乳のパイズリは本当に気持ち良いんです

「リックとカイ………君たち兄弟に何をさせるのかが問題だ……」


 この宿屋を仮の町役場とするとミトゥとゼンに宣言した僕は、呆気に取られていた二人にテーブルから離れてもらい、今度はいろいろ熱い二人を呼びました。

 そして、現時点の率直な所感を述べたところです。


「俺たちのどこが駄目なんですか? 何だってやりますよ!」


 リック燃えてるなぁ。僕のために役立ちたいと顔に書いてあります。


 両足とも異常な方向に曲がって複雑骨折していた弟の怪我を治すのと引き換えに、15歳のリックはどんなことでもすると誓いました。

 そのうえ彼自身の頭の怪我も治癒してあげています。

 そんな訳で、今ではもうすっかり僕の信奉者になっているのです。


「君たちがダメなんじゃない。むしろ何だってできちゃうから悩んでるんだ」


 そう、この兄弟は何でもそつなくこなしちゃんですよ。


 特に兄のリックは万能型の秀才だと思います。


 この食堂でやらせてたトランプでも真っ先にアラビア数字とルールを覚えて何度も勝っていましたし、果樹園でのスリングショットも最後の4発で3発命中させてたし、畑でも初めて使う農具を1分ほどでコツを掴んで綺麗に振り降ろしてたし、娼館の改修現場でも初めての大工道具をすぐに器用に使ってみせました。


 そのうえ忠誠心が高くて、正義感も強い。


 ────こんな優秀な人材は逆に使い所で迷ってしまいますよ!


「俺たちはエロオさんに行けと言われた場所で一生懸命に働きます。お願いですから、恩義に報いる為の活躍の場を与えて下さい!」


 うーん、熱い……両目にメラメラと炎が燃え上がっている。

 弟のカイも真剣な顔でうんうんと頷いてますね。

 あぁ、これは深く悩んでる場合じゃないなぁ。


 早く何か使命を与えてあげないとストレスで病みそうな雰囲気ですもん。


 よし、自分の直感を信じてアレをやらせてみますか。

 ただその前に、一つだけ確認しておかねば。


「エドガーさん、リックには戦闘の才能があると思いますか?」


 銀髪を短く刈り込んだ実力派冒険者から満足のいく答えをもらった僕は、リックをこの町に新設する警備隊の隊員にすることに決めた。

 隊長には右足麻痺を治癒したレジーを据えるので、彼の下で研鑽を積んでもらいましょう。きっとレジーの良き相棒に育ってくれるはず。




「お前さん、本当に移民を連れてきてくれたんだなぁ……いや、驚いたよ」


 宿屋の食堂で明日からの仕事まで自由にして下さいと移民たちに告げた僕は、リックとカイを連れて鍛冶屋に来ました。もちろん、護衛も一緒。

 ただ、エマさんは本来の依頼である屋敷警備に戻ってもらいました。


「その移民のリックとカイの兄弟です。今日は弟のカイをロベールさんの弟子にしてもらいに来たんですが、ひとつ引き受けてもらえませんか?」


「よろしくお願いします!」


 法的には成人とはいえ12歳の少年でしかないカイは、それでも礼儀正しく頭を下げて元気の良い声で頼んでいます。


「いや、こっちがお願いしたいくらいだよ。この調子なら本当にあんたが言った通りメチャクチャ忙しくなりそうだからな」


「それでは決まりですね。早速、明日の朝から来させますので、しっかりと鍛えてあげて下さい」


「ああ、任せてくれ。何ならそっちの兄も一緒に引き受けるぞ」


「リックはもう警備隊に配属させると決めてるんです。従士だったレジーが3週間後には完全復活しますから、その少し前にリックの剣を注文しに決ますよ」


「警備隊なら仕方ないな。剣は少なくとも1週間前に注文してくれよ」


「了解です。それと、知り合いの鍛冶師を呼び寄せる件はどうなってます?」


「ロリゴンとの戦争が終わってから武器鍛冶はヒマになってる奴が多いからな。モルザークにいる知り合いに声をかけようと思ってる」


「それならすぐに手紙を書いて下さい。エドガーさん、モルザークとの連絡係にその手紙を配達してもらいたいのですけど」


「お安いご用さ。明日にでも届けさせよう」


 僕はエドガーにお礼を言うと、背中のリュックから銀貨1袋を取り出してロベールに渡しました。


「これは支度金です。足りなかったら言って下さい」


「お、おぅ……話が早くて助かる。切羽詰まってるんだと俺も実感してきたよ」


 苦笑しきりのロベールに、手紙を書いたら雑貨店のキャシーかマルゴに渡して下さいと伝え、僕たちは宿屋へと戻る道を歩き出しました。


 ふぅ、これでやっと12人の移民全員に仕事を割り振れましたね。


 ここからは、マメに職場へ様子を見に行ってトラブルが起きないよう注意してあげないと。特にトウモロコシ畑のショーとヴァンとシンラですよ。

 変態監禁女のエヴァが毒牙にかけでもしたら、大問題になって移民で人口増加計画がいきなり破綻しそうな悪寒……ゴクリ…




「ジェ、ジェ、ジェ、ジェ、ジェジェジェジェジェ、ジェンガーーーッ!!」


 鍛冶屋からリックとカイを宿屋に送った僕たちは、同じメインストリートにある我がエロオ雑貨店へやって来ました。


 ここで売っている商品は既に村の各家庭に行き渡っているので、今は消耗品を補充しに来る客がメインになっています。要するに割とヒマなんですね。

 ザックが毎日のようにバイトに来てるのも余裕に拍車をかけてたり。


 だから、ベルちゃんとミュウちゃんが酒場のダーツ大会の手伝いに行ったり、マルゴがカレーの作り方を教えに行ったり、キャシーが畑で強制労働をしているエヴァの様子を見に行ったりできるとも言えますが。


 そして今は、店頭に置いたテーブルでジェンガをやっています。


 ブロックをタワー状に積み上げてから、崩さないようにブロックを一つ抜いてタワーの一番上に乗せる遊びです。ご存じと思いますが、念のため。

 そのジェンガをテーブルに積み、周りを囲んでプレーしてる面子は以下の通り。


 エロオ(僕)、アナベル、エドガー、ビアンカ、リック、カイ。


 そう、熱血兄弟の二人は雑貨店に付いてきちゃったんですよ。

 宿屋について明日からの仕事まで自由にしていいと言ったらこうなりました。

 ジェンガは今日初めて披露した遊具なんですが、この6名の中で圧倒的なチャンピオンが最弱と予想していたベルちゃんでした。


 だって、大雑把で豪快なことを好む自由奔放な少女が、こういうチマチマした手作業が得意なんて思わなかったんですよ。

 そのアナベルの次はマルチタレント兄弟のリックとカイ、次いでエドガーとビアンカ、僕はやはりというか当然のようにビリケツでした。


「えっ!? この崩落寸前のタワーからまだ抜きますかぁ…………アナベル様は本当に凄いですね……さすがあのセーラ様の御息女。お見逸れしました」


「もぉ、そのこそばゆい話しかた止めてよー。それにベルでいいって言ったでしょ。ホントにリックは何回言ったら分かるのさぁ」


「いやしかしですね………」


 アハハハハ、何でも楽にこなしてしまう万能リックも天然のベルちゃんには形無しですね。でも、ここはハッキリさせておきましょう。


「主筋のベルちゃんがこう言ってるのだから、領民の僕たちはそれに従うまでですよ、リック。今は深く考えずに早く慣れて下さいね」


「はい! 努力致します!」


 うーん、熱すぎるなぁ。そして固すぎるなぁ。

 まぁ、まだこの村に来たばかりですからね。今は仕方ないでしょ。


「そんなことよりエロオの番だよ! これを抜けるもんなら抜いてみなよ!」


 くっ、さっきから全部このパターンで僕が負け続けてる。

 せめて、せめて一太刀………せめて、せめて一矢報いてやる………


 おりゃぁぁぁぁあああああああああああああ!!!


 ─────グワッシャーーーーーン!


 知ってた。



「お、エロオ君、果樹園から種を求めて3人の女性が来たようだぞ」


 もうそんな時間でしたか。

 午前中に行った果樹園でアポを入れた女性たちに間違いないことを確認した僕は、中へどうぞと店内に案内しました。


「プリティアさん、僕が抜けますので店頭のテーブルでジェンガの仲間に入ってもらえませんか?」


 昼食後、僕たちより先に雑貨店に来ていた塩シスターは、これまで見たこともない品物を一つ一つ入念に吟味して回っていたのです。


「私はこのクルーレに視察に来ているのです。遊んでいる暇はありません」


「あのジェンガは今現在この町でのみ遊べる玩具です。今後、都市や王都に売り込む予定ですから、成功するかどうか体験しておくのも視察の内だと思いますよ」


 それに、さっきからチラチラとやりたそうに見てましたよね。


「一理ありますね。それでは調査させて頂きます」


 無表情でそう言ったプリティアはベルちゃんたちの所へ歩き出しました。

 その足取りがいつもより少し速いところにウキウキなのが透けて見えます。

 ふふふ、あなただってまだ若い女性なんですから、シスターだろうとちょっとぐらい人生を楽しんでも罰は当たらないと思いますよ。



「私は最後で構いませんから若い二人からお相手をして差し上げて」


 雑貨店2階のヤリ部屋に果樹園の女性たちを連れ込み、秒で全裸になってスキル如意棒により愚息を15センチ砲に強化しました。

 午前と同じく年上順でセックスしようと38歳のサンドラを指名しのたですが、何とも奥ゆかしい態度で順番を譲る熟女なのでした。


 お言葉に甘えて、まずロッテ(25)とコリーン(26)を同時に相手にします。

 この異世界では出産適齢期が25歳までなので、せっかく移民の若い男たちが来たのに、この二人は残念ながら結婚相手としては対象外となってしまうのです。


 10年前に始まり2年前に終わった戦争さえなければ、とっくに結婚して子供がいたであろう二人なので、この運の悪さには同情を禁じ得ません。

 だから懇切丁寧に大サービスしておきました。

 数年に渡って叩き込まれた指技と舌技を駆使し、何度も昇天させてあげてから満を持して愚息をロッテの肉壺に突入させて行きます。


 指で確認していましたが、ロッテはやはり処女でした。


 女になった喜びに震えながらも恥じらう25歳に興奮度レッドゾーンの僕は、自分の快楽優先で腰を振り続け、最後はロッテの絶頂に合わせて射精しました。

 一番搾りの特濃魔力(精子)を喰らい悲鳴をあげてカクンと失神した果樹園女子をベッドの端に寄せて、コリーンも同様に可愛がってあげました。



「ハァハァ、実は……フローラから聞いておりました………順番を最後にすれば……2回可愛がって頂けると……ハァ~ン…」


「悪い人ですね。2回どころかこうして3発目も搾り取ろうとするなんて」


 サンドラは2発中出ししても急性魔力中毒で気絶しませんでしたが、ぐったりとマグロ状態になったので爆乳を使わせてもらっていました。

 魔力ハイで超敏感になっている才媛も胸を弄られるだけで快楽に喘いでます。


「アァァァ、申し訳ありません……私どうしても欲しくて…欲しくてぇぇ…!」


「頭の良い女性は好きですよ。最後の子種は飲ませてあげます。口を開けてっ」


 弾力のあるモチ肌は想像以上に気持ち良く僕もすぐに発射準備完了。

 並乳では味わえない肉棒をすっぱり包んでくれる大きさとしっとり吸い付く感触に爆発寸前の肉棒を、大きく開けてくれた策士の女の口に押しこみました。


 ────ドビューーー!ビュルルルビュルッビュル


 喉奥に注がれたホワイトクリームを飲み干し、愚息の残滓も吸い尽くしたあと、サンドラはもう思い残すことはないという満足顔で静かに気絶しました。


 ロッテとコリーンは子供を授けたいので今後も定期的に種付けするつもりでしたが、この弾力のあるしっとり爆乳も捨てがたいですよねえ。

 才媛パイズリ枠としてサンドラはキープしましょう。


 それはさておき、そろそろレベルアップするはずでしたよね?


 ここ三日で男爵家当主セシル、その陰護衛ゼリア、果樹園女子6人。

 これで功績ポイントを8点ゲットしたからもうちょいのはず……


 スキル回復Sでベッドで失神している果樹園女子3人ごとステータスを全回復させると、ヤリ部屋から繋がる扉を示して女性たちに風呂を勧めました。

 そして、一人になった僕は気になる功績値情報を確認します。

 

「ステータスオープン」


天篠兵露於(アマシノ ヘイロオ) レベル3

体力33/33 

気力24/24 

魔力486/486 

精力5/5 

栄養24 /24

SP5/15 

功績値35/36

<スキル> フラグ破壊 回復S 治癒A 如意棒

<ジョブ> 行商人 竿師 闇医者


 ────功績値35! あとたった1ポイント! リーチかかってたぁぁぁ。


 あと新たな女性1人とセックスするだけで、レベル4に上がる!

 それでさらにSPが増えて治癒が使える回数も増える。

 これからどんどん領民が増えることを思えばSPはいくらでも欲しい。


 明日にでもレベルアップして、3日後の日曜に日本に帰還するスケジュールが理想的ですね。向こうもサツキさんの離婚問題にケリがついてる頃合いですし。


 宿屋の支配人フリーダから催促されてるから、明日は移民たちが仕事に行ってる午前中に宿屋の熟女3人と種付けして、午後に雑貨店のヤリ部屋で果樹園女子3人に潤いと種を与えてあげるとしましょう。


 これで明日には余裕でレベルアップできますね。


 あ、婚約者のキャシーと初体験すれば今日にでもレベル4になれるのか……



 ────よし、決めた! 今夜ついに、爆乳JKの処女を頂きまっす!

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