第12話 巡り続ける輪廻
魔王は大地を蹴る。
マキナの方へと向かって。
しかし。
その足は邪神の方が遥かに速かった。
「死ね」
「がふッ」
邪神の手刀が致命傷を負っているような状態のマキナの首を跳ね飛ばす。
跳ね飛ばされたマキナの生首が邪神の足元へと転がってきた。
「アァァァァァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアア！」
魔王の存在の格が急激に上昇していく。
あと七歩。
それが魔王とマキナの距離だった。
■■■■■
四天の月。
魔王は大地を蹴る。
マキナの方へと向かって。
しかし。
その足は邪神の方が遥かに速かった。
「死ね」
「がふッ」
邪神の手刀が致命傷を負っているような状態のマキナの首を跳ね飛ばす。
跳ね飛ばされたマキナの生首が邪神の足元へと転がってきた。
「アァァァァァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアア！」
魔王の存在の格が急激に上昇していく。
あと六歩
それが魔王とマキナの距離だった。
■■■■■
五天の月。
魔王は大地を蹴る。
マキナの方へと向かって。
しかし。
その足は邪神の方が遥かに速かった。
「死ね」
「がふッ」
邪神の手刀が満身創痍状態のマキナの首を跳ね飛ばす。
跳ね飛ばされたマキナの生首が邪神の足元へと転がってきた。
「アァァァァァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアア！」
魔王の存在の格が急激に上昇していく。
あと五歩。
それが魔王とマキナの距離だった。
■■■■■
六天の月。
魔王は大地を蹴る。
マキナの方へと向かって。
しかし。
その足は邪神の方が遥かに速かった。
「死ね」
「がふッ」
邪神の手刀が満身創痍状態のマキナの首を跳ね飛ばす。
跳ね飛ばされたマキナの生首が邪神の足元へと転がってきた。
「アァァァァァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアア！」
魔王の存在の格が急激に上昇していく。
あと四歩
それが魔王とマキナの距離だった。
■■■■■
七天の月。
魔王は大地を蹴る。
マキナの方へと向かって。
しかし。
その足は邪神の方が遥かに速かった。
「死ね」
「がふッ」
邪神の手刀がボロボロの状態のマキナの首を跳ね飛ばす。
跳ね飛ばされたマキナの生首が邪神の足元へと転がってきた。
「アァァァァァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアア！」
魔王の存在の格が急激に上昇していく。
あと三歩。
それが魔王とマキナの距離だった。
■■■■■
八天の月。
魔王は大地を蹴る。
マキナの方へと向かって。
しかし。
その足は邪神の方が遥かに速かった。
「死ね」
「がふッ」
邪神の手刀がボロボロの状態のマキナの首を跳ね飛ばす。
跳ね飛ばされたマキナの生首が邪神の足元へと転がってきた。
「アァァァァァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアア！」
魔王の存在の格が急激に上昇していく。
あと二歩。
それが魔王とマキナの距離だった。
■■■■■
九天の月。
魔王は大地を蹴る。
マキナの方へと向かって。
しかし。
その足は邪神の方が遥かに速かった。
「死ね」
「がふッ」
邪神の手刀が小さな傷を幾つもつけているような状態のマキナの首を跳ね飛ばす。
跳ね飛ばされたマキナの生首が邪神の足元へと転がってきた。
「アァァァァァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアア！」
魔王の存在の格が急激に上昇していく。
あと一歩。
それが魔王とマキナの距離だった。
■■■■■
十天の月。
魔王の手はマキナへと届いた。
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