ノラ之旅行記
秋空楓
第1話:煙の国①
タタタタ…。
走行音を鳴らして荒野を走っている車が一台
人が一人運転している。
泥を跳ね上げ車が走っていると地平線の端に
ひょこっと城壁が日に当たり、見えた。
ひとりの少女はそれを見逃さずその国へと向
かって車を走らせた。
その国へと着く頃には日は西へと傾き少し肌寒い時刻になっていた、がそれにもかかわらず門の近くには人が立っていた。
その人へとその少女は話しかけた。
「あの…。3日間の滞在を要求したいのですが、よろしいでしょうか?」
その声はロリにも近く、はたまたショタにも近い声でその人へと話した。
その人は少女を見て名前を聞いた。
「失礼ですが、お名前は?」
「あっ!申し訳ありません。私の名前はノラと言います。相棒のエミネスと一緒に旅をしている最中で」
「なるほど!旅の途中でここに寄ってくれたのですね!」
と言うと衛兵らしき人物は門を開けノラを中へと案内した。
「あと、これを渡しておきます。」
そう衛兵らしき人物は言うと腰のポケットからガスマスクらしきものを出した。
「ここではタバコという煙を出すまあ中毒になりやすいものを咥えていてそこから発生する煙でそこらじゅう煙だらけの街なのでこれをつけておくことをおすすめします。」
そう言って衛兵らしき人物は自分のマスクを正した後門へと帰っていった。
そこらじゅうに煙が立ち上っている中周囲に人がいないことを確認し車のエミネスに話しかけた。
「これは…国として終わっているんじゃないかな?」
そう語りかけると待ってましたと言わんばかりにエミネスはどこからか言った。
「そうだよね。至る所に煙煙煙環境以前にみんな死んじゃうんじゃない?」
そうエミネスが言うとノラは同意するように首を縦に振った。
「っまとりあえず宿屋を探しますか。本当にやばい国なら明日くらいに出国すればいいしね。」
「そうだね」
そう言い少女と車は宿屋を探すために車を走らせた。
数分国の中を走った後一つ灯がついてるところがあるのを気付きそこへと入っていった。
「明日…この国はどうなるのかな。」
そうエミネスが言うとノラは呆れたように
「どうもこうも少なくとも今にも滅びそうなのにそんなことは愚問だね。」
そう言ってノラとエミネスは宿屋のベットで明日へと眠りについた。
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