悪徳の美学

第1話

雨が降っているその道路横にある

自販機で若い20代前半と30代前半の

男女が雨のそぼ降る中熱く抱擁

しあいキスを交わしている。

その男の名前は松井雄星30才

身長は180センチ程で髪型は

ウェーブのかかったパーマで服装は

お洒落なイタリアブランドの服を着ている。なぜそんな服装した男が

こんな道端でキスをしているの

だろうか。それは私が翌日に見た

ニュースで知ることになる

その男はもっと旬で売れている

実力派俳優の松井雄星だと分かった

彼はあの時とても酒の匂いをさせていたきっとどこかのバーがなんかで

酒を飲みすぎてそのまま女を引っ掛け性欲を抑えきれず道端の自販機で

抱き合ってキスを交わしていたのだろうあのとき見ていた女は美人だが

陰気で淫らな感じのする女だった

ここで私の名前を紹介しようと思う

私は職業は警察官をしている

羽鳥芳光45才の中年のオヤジである

あの雨の日私は夜のパトロールで

繁華街を抜けた通りをバトカーに乗り見回っていたそこであの光景を

目にしたのだ…そしてこの出来事で

私は松井雄星と底沼のような関係へ

繋がることとなる