1975年、アフリカ南部、ローデシア共和国、復讐の連鎖──
1979年までアフリカ南部に存在した白人至上主義国家ローデシア。その国防を担うローデシア軍はアフリカ人ゲリラに対し圧倒的な強さを見せていた。かつてローデシアの対ゲリラ特殊部隊、ローデシア軽歩兵部隊(RLI)に所属していたフランシスカ・アンドラーデは、一人の記者の訪問を受ける。記者の前でフランシスカが語り始めたのは、彼女の戦友だったシャーロット・スミスことシャーリーの戦歴だった──RLIの隊員として対ゲリラ戦に従事していたシャーリーは、ある日の戦闘でゲリラを一人逃してしまう。フランシスカと共に再び出撃した戦いで、今度は超人的な戦闘能力を見せる少女兵と会敵、一騎討ちとなる。その少女兵が両親の仇であることをシャーリーは見抜いた後、みたび彼女と会敵するものの、茂みに潜んだ彼女からの銃撃に命を落としてしまう──フランシスカからの取材を終えた記者は、少女兵だった頃の記憶を思い返しながら戦場で過ごした日々に思いを馳せるのだった。