参加No.04『フシギたんきゅーぶ!!!!!!!』※二次予選突破

参加No.04『フシギたんきゅーぶ!!!!!!!』

作者 ビーさん 様


評価:非常識人


―主催者メモー


【ジャンル】

ジャンル特定不可。

作家さんの地力は不明。素か故意かのジャミングがあり判断不可。

文章破綻が故意なのかも判断できず。構成も同様。


かなり闇が深いお方の恐れあり。意図的かは不明だが文芸経験ありの読者の脳を破壊しにくる罠あり。

だとするとかなりの絶望を背負っており、業も深い。


〈詳細〉

まずいきなりエンディングとプロローグの組み合わせかつ文字読めない記号うめつくし。

これは初手天元以下。ギミックとして誰もが一度は思いつくがあえてみんなやらない作者オナニーをあえて入り口に配置。いきなり読者選別をおこなわんと修羅の門を構える作者の精神の太さには敬意を越えて軽く吐き気を催しました。

「なるほど、この人は頭おかしいというより初心者か」と思わせようとする技巧はなかなかに侮れません。


そして次のページをめくってみれば出てきたのは夢紹介。通称夢飛び。


畳みかけるような作者オナニーの洪水。でたでたでたと読者をわななかせる導入には諸葛孔明を思わせる知略が光ります。


夢飛びは最近ではどこかの会社の大賞受賞作でもやっていた使い方の難しいピーキーな、或いは最悪の飛び道具。特に初手夢飛びはズッコケ作品確定案件として処理されがちな、一般的には敬遠される手法。

それをあえて使い、なおかつまた使い方の難しい二人称でのゲーム紹介文展開には胸が熱くなりました。


中でも特筆すべきは禁断の傍点増し増し。こんな冒頭からいったい何を仕込もうというのか。一体何をミスリードしようというのか。はたまた叙述トリックの始まりか。先が見えな過ぎてうすら寒い。この時点で眩暈がしてきました。読み続けるのが苦痛という奴です。


なんという破壊的精神攻撃。先手必勝は兵法の基本とはよく耳にしますが、ここまで唐突に、俊敏に、苛烈に、幾重にも仕掛けてくるとは。

これはもはやこの作者頭おかしいというより、この作者執筆経験のある読者への恨みが濃すぎて殺意すら通り越し人生朝露の如し何ぞ自ら苦しむこと此の如きを地でいくタイプかと疑うレベルです。げに恐るべし。いったいどれほどの業を背負えばここまでやってしまうのか。


確実に執筆経験のある人間の脳へダイレクトアタックをキメに来ていると思われます。執筆経験があればあるほど効果が出る奴です。


ここまでやられればもう読まなくてもわかります。このお方は、凄く闇が深いお方です。もうなんかこわいこの人、です。


私が保証しましょう。私の思ってた頭のおかしさとは違うけれど、ご自身で自負されているように、あなたはぶっちぎりで頭のおかしい人です。

満場一致で一次予選通過。いや、二次予選も通過です。おめでとうございます! 


その才能をどのように開花させるのか、続きが楽しみです。

今後の活動を応援しております。

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