新人歓迎会
「そう言えばお昼は食べていませんでしたね、いま2時ではありませんか!」
「まったく、お昼ぐらい抜いても構わないと思うのですが、エマ様はぶれませんね」
「だって、どうしてもお腹が減るのですから、何食べる?」
「そうですね……フレイヤさんは病み上がり状態ですし、優しい味のものがよろしいかと思います」
「さすが!思慮が深い!おでんにしましょう♪」
どうやらエマさんは、おでんを食べたかったようです。
屋根裏の居間に3人で籠もり?お昼の用意……
でも、その前に、この部屋にも暖炉があります。
「湯冷めしない前に、暖炉に働いてもらいましょう♪」
「でも薪も炭もないわね……どこかのコンビニあたりに売ってないかしら……」
あるわけない!あったのですね♪仙台のコンビニで売っている写真を見つけたのです♪
芋煮会用らしいのですが、値段もはっきりと映っています♪
しかもこのコンビニは●ァミマさんでした♪
「薪があったわ♪これなら、あのテント生活、もっと便利だったのに……残念」
火を熾して、バンバンと薪を投げ入れています。
「フレイヤさん、病み上がりなのですから、ここに座りなさいな♪」
やはり、薪を燃やすと暖かいですね……
3人の服装というと、フラットシームのショーツ、ナイトブラ、ヒートインナー Uネック 長袖L、ネックウォーマー フード付、裏起毛タイツ……
上は●ーク●ンさんの『レディース●●ク●フリースワンピース』1,900円のものですが、ここで備蓄缶詰を現金に変えて、現地通貨口座に振り込み、その口座より購入したようです。
缶詰1つで75.6円、つまり1ランド8セント、『レディース●●ク●フリースワンピース』は3枚で5,700円、缶詰76個で購入できるわけです。
現地通貨口座に65セント残りました。
サイズは全員M、色はベージュにしたようです。
「せっせと貯めた換金缶詰が、1挙に44個になってしまったわ……」
「でも、これならフリース生地ですから暖かいわよ、部屋着に最適ね♪」
「本当に暖かいですね♪、今年の冬はこれで乗り越えられます♪」
クロエさんが云えば、フレイヤさんも、
「軽いのに暖かい服ですね♪この下着も暖かいし♪主の下された物ですから、大事に着させていただきます♪」
「では、新人歓迎会のご飯を用意するわね♪」
エマさん、前に購入していたカセットガスコンロを取り出して、●イソーさんの両手アルミ鍋、20センチのものをのせています。
そこへ、●ブンさんの『おでんパック』を3人前、どっと入れています。
厚切り大根、玉子、さつま揚げ、焼きちくわ、昆布、豆腐揚げボール、こんにゃく、きんぴらの三角揚げの8種類24個がお鍋の中で泳いでいます。
「5分ほどで、煮えてきますので、それまで待ってね♪」
とか言いながら、待てないのがエマさんのようで、
焼豆腐、はんぺん、味しみつみれ、をお皿にいれて、調理の『電子レンジ』なんて使って温めて、
「これはすぐに食べられるわ♪でもフレイヤはノンアルコールね♪」
エマさんとクロエさんは、『純米酒カップ』なんてね。
フレイヤさんは、『ノンアルコールビール』。
「これ、ビールもどきで悪いけど我慢してね、貴女の健康状態、過労とでていますからね」
「それから、ゆっくりと食べるのよ、このまま夕食になだれ込んでもいいのですから、ね、クロエ」
「はい♪エマ様♪」
お鍋の中のおでん種が半分ぐらいになると、『ポークフランク』、『牛すじ串』、『鶏つくね串』を投入!
「今度は串物よ♪」
さらには『塩むすび』なんて配っています。
ワイワイ・ガヤガヤ……
「ご主人様!私も、その酒がいただければ……」
「もう、お酒好きなの?」
「いくらでも飲めます♪」
「ちょっとまってね、体調調べてみるから」
健康状態 疲労
「改善されて疲労になっているようね、それにしても凄い回復力ね……」
「ビールぐらいなら、疲労回復になるか……」
「度数の低いビールを少しぐらいなら……でも1本よ」
500ミリの低カロリービール、度数4度……
延々と飲んで喰って、そして結構騒いだ3人、なんと夜までのんべんだらりと過ごしていました。
結局フレイヤさん用に、寝袋、湯たんぽを取り寄せ、あたたかな空気に包まれている居間で、雑魚寝していた3人でした。
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