フレイヤ


「今日は改装をやめましょうか?」

「助かります、今日1日で済むと思いますので」

「凄いですね、デーンの解呪不可の禁呪を無効に出来るなんて、聞いたことがないのですよ」

「もし失敗したら、悪いですが、この方の処分をお願いします、このままではあまりに酷いですから」


 ディオン様が、

「おい、フレイディースとかいう女奴隷、この方に出会えたことを神に感謝することだ、元にもどったら、誠心誠意お仕えせよ」

「では明日は忙しくてこれません、改装の職人もこれません、明後日の朝には伺います」

 こう云うと、ディオン様はお帰りになりました。


「とにかく解呪に掛りますか♪」

「エマ様、本当にできるのですか?デーン王国の魔法って、もの凄いと聞きますよ」

「出来ると思うわ」

「取りあえず、弱視と四肢麻痺からね♪」


 『健康診断』魔法を発動……


 まず、状態異常 の弱視、四肢麻痺を消します。

 そして終了。


 なんともお手軽なこと……


 再起動をすると、


 状態異常 呪術による物 魔法不可(怪力、俊敏、冷蔵、回転車輪)、自決不可、淫紋

        解呪するなら、パラメーターを消すこと


 となっていました。


「さて、フレイディース、これで目がよく見えるでしょう?手足も動くはずよ」

「まあ、身体が衰弱状態ですから、しんどいでしょうが、呪いの結果ですから、戻りも早いと思うわ」


「ハッキリと見えます!手も動きます!」

「歩ける?」

「おっしゃられたとおり、フラフラしますが歩けます!」


「じゃあ、お風呂に入りましょう、クロエ、この方の服を脱がしてあげていてね、私、お湯を張ってくるわ♪」


 言い忘れましたが、この家の浴室って少しばかり広いのですよ♪

 普通の家では、お湯は滅多に貼りませんがね、水浴び場だったようですが、改装で浴槽を作ってくれているのです。

 1日ですよ、浴槽は既製品で置くだけですが、1日で作ってくれたのですよ!

 

「お湯が張れましたよ♪あれ、服はまだ脱いでないの?」


「エマ様、その服がすれると……この方が嬌声を……」

「あっ、ごめんなさいね、多分淫紋のせいよ、いま解呪するわ♪」

「あらあら、べっとりよ、凄いのね、淫紋って♪」

 裾なんてまくって、確認なんてしているエマさんです。


 この結果、脱衣の問題も解消、ぐったり気味のフレイディースさんを、エマさんとクロエさんで洗いまくっています。


「エマ様、この方、下の毛がありませんよ、多分淫紋の結果ですね」

「クロエ、淫紋って知っているの?」

「国王陛下の愛人の方が、命じられてされておられましたが、服がすれるぐらいではね……デーンの淫紋って凄いと思いました」


「私、エマ様のご命令なら……」


「考えておくわ、それよりお湯が真っ黒になったわ、張り替えるわ」


 この後何回もお湯を替え、最後は3人で仲良く入ったりしていました。


「エマ様、ありがとうございます、これから先、死ぬまでエマ様に忠誠を誓います」

 クロエさんが、

「夜もですよ」

「お望みなら、女奴隷としては当然の勤めですが……私は生娘でもなく、散々に遊ばれた身ですが、それでもよろしければ……」


「構いませんよ、それにフレイディースは呼びにくいわ、心機一転するのですから、フレイヤと名乗りなさい」

「フレイヤと名乗ります」


「では、この身体は私の物にしますよ♪」

「心もご主人様のものです♪」


 そういえば、危険予知の警告はありませんね。

「残りの呪いも全て解呪してあげます」


 『健康診断』魔法で確認の後、ステータスを表示、再確認しています。


 ※※※※※

 名前 フレイヤ

 年齢 18歳

 性別 女

 称号 元スコーネ公国戦士、楯の乙女


 魔法 『怪力』、『俊敏』、『冷蔵』、『回転車輪』


 健康状態 過労

 心理状態 感激

 

 奴隷

 ※※※※※


 奴隷となったら、ステータスに表示されるのですね……


「このお乳も私のものね♪サイズ、どれくらいかしら♪」


 エマさん、フレイヤさんの『ボディサイズ』なんてのも表示させています。


 ※※※※※

 ボディサイズ


 身長176センチ、体重67キロ

 トップバスト 92センチ、アンダーバスト 76センチ、Dカップ

 ウェスト68.1センチ

 ヒップ94.3センチ


 2の腕周り28センチ

 太もも周り55センチ

 ふくらはぎ周り38センチ

 ヒップ高88センチ

 股下83センチ

 足首周り22センチ

 足長24センチ


 筋肉量23.3キロ

 体脂肪量13.4キロ

 体脂肪率20パーセント

 ※※※※※


「いささかゴツいわね」


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