第3話
1533年エリザベスが生まれるのですが
その前に父ヘンリー8世がメアリーの母キャサリンとどうやって離婚したのか?
ですね
カトリックは離婚不可で、カトリックのトップのローマ教皇は幽閉中です
ヘンリーは凄い決断をしました
「1529年 英国国教会を設立」
そして教会の長は英国王であるヘンリーです。
ヘンリーが教会のトップなので離婚も自由です
しかもカトリック教会の財産も没収し、ローマ教皇への寄進も無しです
「ローマ教皇は幽閉されているのだからいいだろう」ではありません
背後にはカトリックを守護する神聖ローマ皇帝カール5世が居る
カール5世はハプスブルグ絶頂期の強い王でしたが
・仏と戦争中
・オスマン帝国によるウィーンを包囲
などで英国国教会どころではなかっただけで
もし余裕があれば英国など捻り潰されます
しかも離婚相手は、カール5世の叔母です
本来であれば怒り狂ったカール5世に攻撃されてもおかしくありません
それでもヘンリー8世は後継者の息子欲しさに
使えない娘メアリーもろともキャサリンと離婚したのです
そう後継者となる息子欲しさに・・
1533年 既に不倫関係にあった侍従アンプーリンと結婚しました
もう子供が身籠ってます。そして生まれたのは
残念ながら男子ではありませんでした
父ヘンリーも母アンプーリンも落胆した
それがエリザベスです
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