第251日目 いつもこころにしょうねんを

年を重ねると知識と経験が増え、既存の知識や追体験が色褪せて不感症みたいになります。


悪い事ではありません。リスクを減らしたり、無駄を削って効率を上げたり、そういった部分ではとても有効ですから。


ただ、毎日を同じように生きている、みたいな感覚になるのはとても危険です。感情が硬直して無味乾燥した時間を生きることになるので、実に危ない。


趣味を持ちなさい、やり甲斐を見つけなさい、生き甲斐を見つけなさい、とは良く使われる言葉ですが、ほんそれ、としか言えません。そこは注意しましょう。


わたしの場合は、心に少年を常備して何でも興味を持ち、大袈裟に感動したり喜んだりしています。馬鹿じゃねぇの? と思われるかもしれませんが、これが結構有効なのです。


子供にずっと、可愛いね、と言い続ければ可愛くなり、スポーツ上手だね、と誉め続ければ上達が早くなったりしますでしょ? 言い聞かせ、あるいは暗示というのは馬鹿にできないんですよ。


なので心に常に少年を、そしてネタをくれ、と思いながら日々生活しております。

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