第18話僕の考えた最強の生物。
個体情報:コア
ソウル:[見つめる眼]
ソフト:[格闘Ⅰ][射撃管制幼女Ⅰ][殺人Ⅲ]
ハード:[基礎能力Ⅰ][筋力Ⅰ][変形同化Ⅰ][耐性Ⅰ][機械獣Ⅰ][お部屋Ⅰ]
タイトル:[指名手配][警羅官殺し][自衛軍人殺し][民間人殺し][盗賊殺し][ゾンビ絶対殺すマン][芋スナイパー][獣の系譜][鉄の心得][半流動体]
色々と変わっている、[射撃管制幼女Ⅰ]には突っ込みしかないがサポートしてくれるんだろう。
[変形同化Ⅰ][耐性Ⅰ][機械獣Ⅰ][お部屋Ⅰ]が新しく増えているな。その代わり[獣の因子Ⅰ][ロッカー+][身長+]が消えている。[変形Ⅰ]は武装と同化していたので追認で名称変更されただけだな。
[機械獣Ⅰ]は[獣の因子Ⅰ][機械化Ⅰ]が混ざり合ったのだろう、足だけ獣みたいで腕が機械チックではバランス悪いだろうからな。
「幼女ちゃん[お部屋Ⅰ]ってなに? ここの空間?」
「そうですよぉ。ちなみに意識だけ来れるですよ~ちょっと疲れた時どうぞぉ~。[ロッカー]の代わりでもあるのでお荷物預かるですよ、生物は生存できないので気を付けてください~ZPあつめて私のお部屋を豪華にしてくださいですぅ」
「ボロアパートで悪かったな、ちなみに生き返るのはいいのか? ZP溜めるつもりだけど?」
「こんな小娘が現実に出たって役に立たないですよぉ半分同化しちゃってるのでずっと一緒に居るですよ? でもえっちのときは目をつぶるですっ!」
「えっちって。え、あの時覗いてたの?」
「失礼ですぅ死人さんの胸の中に居る事を忘れてるのがわるいんですよぉ? お詫びにZP稼いで美味しい物食べさせて欲しいですよ~ちゃんとエネルギーとして私が食べても死人さんに蓄えられてエコですぅ」
沢山ZP稼がないとな。タイトルはそれぞれの系統が使用しやすくなったり効果の向上だろうな。
「新しい項目にある[見つめる眼]これだな。幼女ちゃん分かる?」
「全く分からないでぅ、物質的なものは分かるんですが魂とか精神とか分からないデス。ごめんなさい~」
「いや、しょうがないよこうして会話しているのも情報処理の一環だろうし魂は分からないよな。現実でもサポートお願いしてもいいかい?」
「まかせろです! 死人さんが私の為に泣いたり頑張ったりしてたのはちゃあんと理解してるですよ? ちょっと変にかしこくなっちゃいましたけど愛してますよぉ~」
「――ありがとう。俺も大好きだよ? ちょっとちっこいから家族以上に愛情はあるつもりだよ?」
「ひどいですぅそこは恋人的に愛してるっていうとこですよぉ? 姿だけでもおっきくなれますけど時間を重ねてイイ女になったらえっちするですぅ」
「おっきくなったらお嫁さんになるよ的な感じだなぁ。期待して待ってるよ?」
疑似的な空間だが確かに彼女をの生存を感じると嬉しくなる。ゆっくりと生首の頭を撫でる。
「あ、ちゃんと体も生やせるですよ? 物質的に存在しているのは頭だけですけど、疑似的に生やすですぅ」
そう言うなり粒子が集まり可愛い白のワンピースを着た可愛い金髪幼女が現れた。肩を出して素足のまま抱き着いてくる。
「幼女ちゃん金髪だったっけ? 黒じゃなかった?」
「それは■■■が混ざり合ったからですよぉ? きらきらで可愛いでしょぉ?」
「幼女ちゃん何が混ざったって? 聞こえなかったんだけど?」
「だからぁ■■■ですよぉ? あ! そういえば下着が無いですぅ早くZP稼いで買ってくれです!」
確かに発音をしているが理解することができない、これは考えると沼にはまりそうだな、嬉しそうだしそっとしておくか。
「そういえば幼女ちゃん名前はなんていうの? 分からなかったから生首幼女ちゃんとか失礼なこと言ってしまっていたけど」
「ん~おもいだせないですよぉ、生まれ変わったのでどうでもいいですよぉ? 死人さんが付けてください!」
「そうだね。大事な名前だから少し時間をもらっていいかな? 何個か考えておくね」
「わかったですぅ、現実に戻ったら早くZPでお洋服着るですよ? 銀色に変化できるけどちんちんはかわらないですよぉ? 四肢と副腕は出て来るし変化できますからねぇ」
「――うん。なんかごめんね。試してみるよ」
「行ってらっしゃいですぅ。ちなみにZPはゼロですっ!」
◇
現実に意識が戻って来る。相変わらずの全裸だ、全身変化を試してみる。手の爪先が鋭くなり2mほど伸びた、五指を束ねると溶け合い、ランスのような形状になる。刺突や壁面を上る際に突き刺して利用できそうだな。ブレード状にはなるが、盾やメイスの形状にはならない。簡易的な変形しかできないようだ。
副腕は二本に増えており手先のように刺突、斬撃ができる。これも同じく簡易的な変化だけだ。もちろん両方の手や副腕に武装を装備させれば、同化して射撃制御を幼女ちゃんに担ってもらえるだろう。
そう考えていると副腕がグットのポーズをしている。幼女ちゃん遊んでいるな、あとでかまってあげるからちょっと待っててね。
胴体部は何も変わっていない、恐らく全体的に膂力、防御力は破格の上昇はしている。巨人の奴みたいに質量による攻撃ではないのでコンクリート壁を粉砕まではいかないがな。
自身の体重も恐らくかなり増えているだろう。人と接するときは気を付けないとな。
尻尾を忘れていた、なぜか3mほど伸びるし自由自在だ、ハンドガン程度なら操作はできそうだな。こっそり死角から刺突ができるので暗殺向きだ。
角は良く分からない「うわぁーっカッコいい角ですねっッ!」と褒めてもらうためにだろうか? 絶対モルモットにされるな。小さいし刺突には向かない。
最後に脚部、明らかに太ももがヤバいぐらい太い、全力を出せば恐らく車両をも蹴り飛ばせるだろう。以前よりも鷲爪感が凄い壁面に足で齧りつき平行に立ったり天井からぶら下がり蝙蝠ごっこができそう。
軽く垂直にジャンプをしている景色が変わる、以前は二階のベランダ程度なら登れたがこれは三階程度、10mくらいかな。全力出すとタマヒュンしそう。
表皮は銀ハニカム構造、所々に青い蛍光ラインが走っている。これ夜に隠密行動できなくないかな? 念じると消えたから良かった、クリスマスツリーマンになるところだったわ。
四腕銀色角尻尾、黒マントを羽織ればどこぞの魔王様かね?
◇
身体機能をと能力を粗方試し終え[お部屋Ⅰ]に入室する。
「確認おわったですかぁ~?」
「幼女ちゃんか、終わったよ。ところで今日は何日なのかな? 場所はなんとなくわかるんだけど」
「分からないですぅ、私も一緒に眠っていたんですよぉ?」
「そうか。阿岸のことは覚えてるよな? 彼女の所に向かおうと思ったんだが」
「おかーさんですねぇ、ライバルなので覚えてるですよぉ」
「母親ではあるな。取り敢えず方角だけでも向かうとするよ」
「おっけーですぅ」
現実に帰還し荒れ果てた街中を歩きだす、急いでいきたい気持ちもあるが誰だけ時間がたっているのかも分からない。取り敢えずゾンビを見つけZPを稼いでいきたいところだ。
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